2025.09.08
9月7日(現地時間6日、日付は以下同)。ネイスミス・バスケットボール・ホール・オブ・フェイム(以降、殿堂)は、マサチューセッツ州スプリングフィールドにあるシンフォニー・ホールで、2025年殿堂入りメンバーの式典を行なった。
今年はカーメロ・アンソニー(元デンバー・ナゲッツほか)やWNBAレジェンドのスー・バード、フロリダ大学を2連覇へ導いたビリー・ドノバン(現シカゴ・ブルズ指揮官)、マイアミ・ヒートのミッキー・アリソン オーナーらが殿堂入り。
そうした中、2000年代後半から2010年代中盤にかけてリーグ最高級のビッグマンとして活躍したドワイト・ハワード(元オーランド・マジックほか)も殿堂入りを果たした。8月8日に発表されたプレゼンターのうち、パトリック・ユーイング、ロバート・パリッシュ、ドミニク・ウィルキンズの3名、さらにデニス・ロッドマンに代わって“シャック”ことシャキール・オニールが登壇。
マジックという球団を代表するビッグマンで、ペイントエリアを制圧した両者は、これまで何度も舌戦を繰り広げて犬猿の仲とも言われてきたのだが、8月19日に応じた『Fox Sports 1』とのインタビューで、シャックは「俺たちはついに本気で話し合ったんだ」と明かし、かつての相棒コービー・ブライアントやアンファニー“ペニー”ハーダウェイのように、「最高の選手となるべく刺激を与えてきた」と明かし、20日には正式にプレゼンターの仲間入りをしていた。
この日シャックは花柄のブレザーで登場。『NBA TV』のリポーターで、マジック時代の同僚デニス・スコットへ「なんで俺がこのブレザーを着ているかって? そりゃ俺から(ハワードへ)ついに花束を贈るからだ」と返答し、こうも話していた。
「彼にとって、彼の家族にとっても大きなこと。彼のことを思うとうれしいね。俺たちの間に問題があったわけじゃないんだ。俺のリーダーシップスタイルは知っているだろ。俺は刺激を与えるために、彼らへ厳しく接するんだ。それで突き動かすこともあれば、そうならない人もいる。だが、彼と会った時に『気にするなよ』と伝えた。俺はただ、彼を怒らせるためにやっただけなんだ。怒らせることで、彼はいいプレーをしていた」
式典で、ハワードが「シャック」と呼びかけると会場では拍手があふれ、「私たちはいつも意見が食い違っていたね。けど振り返ってみると、私はこのことが単なる兄弟間のライバル関係だったと信じているよ」と語って互いに笑みを見せていた。
スピーチではこれまで所属してきたチームや両親、マジック時代の指揮官スタン・バン・ガンディHC(ヘッドコーチ)へ感謝を述べたハワード。この日は2008年のアメリカ代表チーム“リディームチーム”も殿堂入りしたことで、ハワードは2回も殿堂入りとなっただけに、うれしかったに違いない。
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