2025.09.08

ラウンド16で今大会自己最多の42得点を奪ったドンチッチ「フィジカルな試合だった」

イタリア戦で殊勲の働きを見せたドンチッチ[写真]=fiba.basketball
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 日本時間9月8日に迎えた「FIBAユーロバスケット2025」のラウンド16。スロベニア代表ルカ・ドンチッチロサンゼルス・レイカーズ)は、イタリア代表戦の序盤に相手選手と接触したことで足を負傷した。

 ところが、26歳のスーパースターはその第1クォーターだけで3本の3ポイントシュートを含むフィールドゴール10投中7本を沈め、計22得点の荒稼ぎ。今大会で1つのクォーターにおける最多得点をマーク。

 するとドンチッチは第1クォーター終了後にロッカールームで治療を受けた。最終的に33分17秒プレーしたのだが、その動きにも影響を与えていた。試合後、ドンチッチは「あぁ、痛いよ。今は回復させないといけない。けど大丈夫だと思う」と報道陣へ話していた。

 スロベニアは、難敵イタリアを84-77で撃破して準々決勝に進出。そのドンチッチが今大会で自己最高の42得点に10リバウンド1アシスト3スティールの大暴れ。しかも、フィールドゴール成功率57.9パーセント(11/19)、3ポイント成功率45.5パーセント(5/11)はいずれも今大会で最も高く、16投中15本(成功率93.8パーセント)のフリースローを成功。

「すごく難しく、フィジカルな試合だった。イタリアには多くの利点があることは分かっていた。僕らはそのチームに打ち勝ったんだ」

 イタリア戦についてそう振り返ったドンチッチ。「相手は最初、僕に対してスウィッチディフェンスをしてきた。で、僕が点を取っていくとダブル(チーム)してきた。そこで…」と続け、チームメートたちの働きを称えていた。

「いつもチームのみんなを称賛しているんだ。彼らは素晴らしいプレーをしている。僕らはこの舞台で、一緒に戦って勝つか負けるかなんだ。そこには個人なんて存在しない」

 ドンチッチ率いるスロベニアがベスト4をかけて対戦するのは、今大会ここまで6戦無敗を誇るドイツ代表。日本時間11日の3時に開始予定の一戦で、ドンチッチがどんなパフォーマンスを見せてくれるのかは必見だ。

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