2025.08.27
ギリシャ代表は、8月27日に開幕する「FIBAユーロバスケット2025」に向けた強化試合7戦を4勝3敗で終えた。グループフェーズではグループCに入っており、開催国のキプロス共和国、イタリア、スペイン、ジョージア、ボスニア・ヘルツェゴヴィナと対戦する。
そのギリシャは、25日に更新された出場国パワーランキングで4ランクアップの4位へ浮上。その最大の要因は、NBAのミルウォーキー・バックスでプレーするヤニス・アデトクンボと言っていい。
23日に大会公式サイトへ公開された記事の中で、スペイン代表のサンティ・アルダマ(メンフィス・グリズリーズ)はアデトクンボについてこう評していた。
「彼は常に、日々どれだけハードにプレーしているかを話している。MVPレベルの選手というのは、毎日一生懸命プレーするんだ。それに、彼は自分の国のために毎年夏にプレーすることを誇りに思っている。代表チームでプレーする彼は、(NBAとは)また別なんだ」
また、イタリア代表のニコロ・メリはこう話す。
「ヤニスが素晴らしい選手なのは確かだ。何よりも、ゲームにおけるフィジカル面のインパクトが大きい。それにとても一貫性があるんだ。世界最高の選手の1人だけど、彼のプレーはとても謙虚なんだ。テクニックを用いてプレーするだけでなく、どの試合でもエナジーを持ち込んでいる。チームのために、自分の体を犠牲にする準備ができているのさ」
211センチ109キロのアデトクンボは、ビッグマンながらクイックネスとパワーを兼備し、ボールを操って持ち前のスピードやスピンムーブ、大きなストライド(歩幅)を駆使してペイント内へ侵入して強烈なダンクをたたき込む。
「彼は目の前にいる相手全員を破壊しようとしているのさ。それに超ハードにプレーするんだ。そのプレーは他の選手たちにとってお手本であり、ベストな選手の1人なんだ」
スペイン代表のビリー・エルナンゴメスがそう語ったように、アデトクンボはペイントエリアを制圧し、威圧感たっぷりのプレーで相手選手を圧倒する。
前回大会のユーロバスケット2022で、ギリシャは5位で終えた。この時、アデトクンボは大会トップの平均29.3得点に加え、8.8リバウンド4.7アシスト1.5スティールにフィールドゴール成功率56.6パーセントを残していただけに、今年の大会でも大暴れすることになりそうだ。
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