2025.08.26

去就が定まらないウェストブルック…移籍先候補はキングス、鍵はマリーク・モンクか

ナゲッツのウェストブルック(右)とキングスのモンク(左) [写真] = Gett y Images
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 昨シーズンをデンバー・ナゲッツで過ごしたラッセル・ウェストブルックは、まだ来シーズン以降の去就が定まっていない。ロサンゼルス・レイカーズやロサンゼルス・クリッパーズでは厳しい評価を受けてきたウェストブルックだが、ナゲッツではシックスマンとして再び注目を集め、バックアップガードやベテラン選手としての存在価値を発揮することに成功した。

 昨シーズン開幕前にナゲッツと2年契約を結んだウェストブルックだが、今オフの6月にプレーヤーオプションとなっていた来シーズンの契約を破棄し、制限なしフリーエージェントとなっている。また、一部メディアではイスラエルのクラブチームから破格の契約オファーがあったことも報じられているが、現時点では引き続きNBAの中で移籍先を探っているようだ。

 移籍先の候補として取り沙汰されているチームが、サクラメント・キングスである。現地メディア『ClutchPoints』によると、キングスはベテランのガードであるデニス・シュルーダーを獲得した今もなおウェストブルックへの関心を示しているという。

 同メディアによると、ウェスタン・カンファレンスという激戦区でプレーオフ出場を確実なものとすべく、キングスは今オフでのバックコートの補強を進めているという。シュルーダーの獲得に加え、トレードの噂が絶えないジョナサン・クミンガ(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)の獲得候補にも名を連ねている。

 さらに、同メディアの記事では、キングスのバックコート陣の補強で鍵になる人物としてマリーク・モンクが紹介されている。モンクは、爆発的な得点力を持つ一方で試合をコントロールできる選手ではないと評価されており、それを補完すべくシュルーダーの獲得に至ったとしている。また、当初はモンクの放出後にウェストブルックへオファーする見込みだったが、ここに来てモンクを手放すことが選択肢から消えつつあり、その他の方法でウェストブルック獲得を模索していると報じられている。

 モンクは昨シーズン65試合に出場(うち先発は45試合)し、平均17.2得点3.8リバウンド5.6アシストを記録。ウェストブルックは昨シーズン75試合に出場(うち先発は36試合)し、平均13.3得点4.9リバウンド6.1アシストをマークしている。

 果たしてウェストブルックは来シーズンどこでプレーするのか。もし行き着く先がキングスだった場合、そこにモンクはチームメートとして共闘しているのか。オフシーズンの動きからまだ目が離せない。

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