2025.08.26

ホリデーとポルジンギスを放出したセルティックス…サイモンズのトレード先を模索中

トレードでセルティックスに加入したサイモンズ(右) [写真] = Getty Images
バスケ情報専門サイト

 このオフシーズン、ボストン・セルティックスドリュー・ホリデーを放出し、引き換えとしてポートランド・トレイルブレイザーズからアンファニー・サイモンズとドラフト指名権を獲得した。

 現在、セルティックスはサラリーキャップの整理を進めている。これは、昨シーズンのプレーオフで大黒柱のジェイソン・テイタムがアキレス腱を断裂し2025-26シーズンの大半を欠場することになったことが大きな理由である。テイタムやジェイレン・ブラウンと立て続けにスーパーマックス契約を締結したセルティックスはラグジュアリータックスを支払い続けてきたが、大黒柱を失った来シーズンは優勝が難しいと判断し、チーム再編に乗り出している。

 セルティックスはホリデー放出の直後クリスタプス・ポルジンギスもアトランタ・ホークスへ放出しており、現地メディア『CB Sports』によれば、この2選手を放出したことでチームはセカンドエプロン(ラグジュアリータックスラインから約18百万ドル上に設定されるペナルティゾーン。7年間の1巡目指名権トレード不可など制限が追加される)から脱しつつあるという。

 現地メディア『hoopewire.com』によると、セカンドエプロン脱出に向け、チームはブレイザーズから加入したサイモンズのトレードを模索している模様。同メディアは、フィラデルフィア・セブンティシクサーズとデンバー・ナゲッツがトレードに関心を持っていると報じている。

 一方、両チームともスター選手を多く保有していることから金銭的にサイモンズを獲得する余裕がないようにもとれる。現地メディア『ClutchPoints』は、バックコート陣が豊富なシクサーズやキャム・ジョンソンを獲得したばかりのナゲッツがサイモンズ獲得には乗り出さないと先の報道を否定している。

 サイモンズは2018年のNBAドラフト全体18位指名でブレイザーズに入団し、来シーズンで8年目を迎える。昨シーズンは70試合に出場し、平均19.3得点2.7リバウンド4.8アシストを記録。2022年に4年契約を結んでおり来シーズンが契約最終年となるため、トレードで獲得しても1年後にFAとなってしまうことから、セルティックスにとってトレード先探しがさらに難航しているようだ。

 上記メディアは、セルティックスはデリック・ホワイトに加えペイトン・プリチャードがスターターを務める可能性が高いと報じている。

アンファニー・サイモンズの関連記事

NBAの関連記事