2025.08.26

超人気作『NBA 2K26』で起きたレブロンの”異変”とは…その軌跡を振り返る

レイカーズのレブロン・ジェームズ(右)とルカ・ドンチッチ(左) [写真] = Getty Images
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 8月12日、世界中で人気を誇るNBAゲームのシリーズ最新作『NBA 2K26』のプレーヤーレーティングが発表された。このレーティングは『NBA 2K』が独自に選手のパラメーターを数値化したもので、実際のNBA選手も注目しており毎年大きな話題を呼んでいる。

 レーティングの1位は2年連続でニコラ・ヨキッチ(デンバー・ナゲッツ)が選ばれたが、今年のレーティングには例年にないとある“異変”が発生した模様。それは、NBAの“キング”レブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)にまつわるものだった。

 レブロンは最新の第7位となった。レーティングの値は6位のステフィン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)や8位のジェイソン・テイタム(ボストン・セルティックス)、9位のビクター・ウェンバンヤマ(サンアントニオ・スパーズ)と同じ94をつけ、23年目を迎える大ベテランが堂々のトップ10に君臨している。

 そんなレブロンの例年にない“異変”とは、「チームメートにレーティングで下回った」というものである。昨シーズン途中にレイカーズに加入したルカ・ドンチッチがレーティングで95を獲得し、ランキングでは4位につけているため、レブロンを上回っているのだ。現地メディア『BleacherReport』によると、レブロンが所属チームの中でレーティング最高値をつけなかったのは、なんとルーキーシーズン以来初めてのことだという。

 これまでのレブロンの『2K』レーティングを振り返ると、1年目の『2K4』で78、2年目の『2K5』で88をつけて以降、3年目の『2K6』からは最新の『2K26』までの21年もの間にかけて、94から99の間を推移し続けている。2000年代前半の『2K』シリーズにおいては、ルーキーに60から80のレーティングをつけることが通例となっていたため、レブロンに関しては2年目までのスコアが低すぎたと見る方が自然かも知れない。

 レブロンはこれまで、クリーブランド・キャバリアーズではカイリー・アービング(現ダラス・マーベリックス)、マイアミ・ヒートではドウェイン・ウェイドやクリス・ボッシュ、そして昨シーズン途中までのレイカーズではアンソニー・デイビス(現マブス)といったように、長きにわたりオールスター選手との共闘を続けてきた。それにも関わらず、これまではオールスター選手のチームメートよりも高いレーティングを獲得し続けてきたという事実にも驚きを隠せない。

 ゲームの世界でもその超人ぶりを発揮しているレブロンだが、そんな“キング”を上回るレーティングを記録したドンチッチを擁する今シーズンのレイカーズには、さらに期待がかかるばかりだ。

 大人気シリーズ最新作『NBA 2K26』は2025年9月5日に世界同時発売の予定。なお、8月30日には早期アクセスが開始される。

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