2025.07.18

レブロン・ジェームズと大坂なおみの旅番組「Off Day」がスタート…文化を堪能するアスリートの休日に密着

ともにナイキアスリートで、同じ価値観を共有するスポーツ界の起業家仲間でもあるレブロンと大阪 [写真]=Getty Images

 レブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)と、テニス界のスーパースターである大坂なおみが再び手を組み、アスリートが過ごす文化的なオフに密着した新たなトラベルシリーズ『Off Day』を公開した。

 YouTubeで公開された記念すべき第1話は、グランドスラムを4度制覇した大坂が東京を探訪。世界が羨む日本のコンビニエンスストアのおにぎりの食べ方紹介に始まり、ミシュラン連続獲得の六本木のピザレストラン『Pizza Studio Tamaki』や寿司の名店「末富」を訪れ、原宿やかっぱ橋で友人とショッピングを堪能し、金継ぎ(割れたり欠けたりした陶磁器や漆器を、漆を使って修復する日本の伝統的な技法)も体験。食を中心に日本の豊かな文化と、トレンドと伝統が根付く街を練り歩いている。

 米メディア『Variety』によると、本企画を開発・制作したのは、Netflix『ザック・エフロンが旅する明日の地球』などを手がけたプロデューサー陣による制作会社『UltraBoom Media』。ここに話題のPodcast『Mind the Game』でもお馴染みのレブロンのマルチメディアカンパニー「Uninterrupted」と、大坂によるクリエイティブプラットフォーム「Hana Kuma」が共同制作として参加している。

『UltraBoom Media』の共同創業者エリック・オスターホルム氏は、この新たな試みについて以下のようにコメントしている。

「『Off Day』は“食”と“スポーツ”という、国境/言語、文化を超える2つのユニバーサルランゲージの交差点に位置する作品になります。UltraBoom Mediaを立ち上げたときに目指したストーリーテリングそのものです。アスリート自らが語り手となり、彼らの視点に没入できる番組構成は、新時代のエンターテイメントと視聴者参加型の形状に最適だと考えます。『Off Day』は番組であると同時に、無限の可能性を秘めたブランドでもあります」

『UltraBoom Media』は『Off Day』の軸に据えながら、コメディアンの『Off Mic』、ミュージシャンの『Off Stage』、俳優の『Off Script』、シェフの『Off Menu』など、フォーマットを拡張する構想も進めている。

 レブロンと大坂は、同じナイキアスリートという共通項を持ち、同じ価値観を共有するスポーツ界の起業家仲間でもある。多文化ストーリーを発信する大坂のメディア会社「Hana Kuma」は、レブロンとマーベリック・カーターの「SpringHill Company」が出資と共同プロデュースを担っている。また、2人は大坂が出産後にコートへ復帰する姿を追った『The Second Set』を共に制作しており、『Off Day』は両者のコラボレーションの2作品目となる。

『Off Day』の新エピソードは隔週で「Uninterrupted」のYouTubeチャンネルで配信。NBAからは、アルペラン・シェングン(ヒューストン・ロケッツ)が母国最大の都市イスタンブールを巡るエピソードが公開予定だ。

『Off Day』を特別な作品と捉える大坂は、試合の外側にいる人物を映し出し、多角的かつ正直な物語を届け、アスリートをより1人の人として描くことに興奮を覚えている。

 今後は主宰の1人であるレブロンの休日に密着する可能性も。その際には是非、レブロン式タコチューズデイの楽しみ方を伝授してもらいたい。

文=Meiji

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