2025.08.27
6月30日(現地時間29日)、プレーヤーオプションとなっていた2025-26シーズンの契約を行使し、ロサンゼルス・レイカーズでの残留を決めたレブロン・ジェームズ。NBA歴代最長となる23シーズン目に向けて、そして自身5度目の優勝を手にするため、今オフもワークアウトに励んでいる。
昨シーズンの途中、レイカーズはアンソニー・デイビスをトレードする対価として、ダラス・マーベリックスからルカ・ドンチッチを獲得。レブロンがすでに40歳を迎えていることから、現役引退も近い将来に起こりうることであり、ドンチッチにはチームの次なる“顔”としての活躍が期待される。
しかし、ここにきてレブロンとチームの関係に溝が生じている、という情報を現地メディア『ESPN』のブライアン・ウィンドホースト氏が報じている。その不和が表出した出来事の一つが、6月19日に明らかとなったレイカーズの株式売却だ。
レイカーズを所有するバス一家は、球団の過半数の株式をマーク・ウォルター氏に売却し、今後は少数の株式(約15パーセント)を保有しながらフロント職を継続することが報じられた。19日の夜にはドンチッチが自身のXを更新し、チーム売却について好意的な印象を見せていた。
レブロンは自身のSNSでこの話題には触れず、静観の姿勢。ウィンドホースト氏によると、この取引についてレブロンは情報を知らされておらず、自身の代理人を通じて株式売却の事実を知ったという。
また、デイビスのトレードについても、レブロンはほとんどの情報をつかんでいなかったとウィンドホースト氏は指摘。大黒柱であったデイビスのトレードはチーム状況に大きな変化をもたらしうるが、チームの看板選手であるレブロンと相談を重ねないまま、レイカーズは大型トレードを成立させた可能性が濃厚だという。
加えて、今オフにもレブロンへ契約延長を申し出なかったことから、“キング”とは来年で契約を終了する見込みが高いレイカーズ。彼が今後も現役を続けるかは不透明だが、レイカーズのジャージを身にまとうのは今シーズンが最後になるかもしれない。
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