2025.11.05
2015年にNBA入りを果たしたのち、昨シーズンまでの10年間をインディアナ・ペイサーズの一員としてプレーしてきたマイルズ・ターナー。今年は自身初のファイナルまでたどり着き、新シーズンでのリベンジが期待されていたなか、ミルウォーキー・バックスへの突然な移籍報道は業界を驚かせた。
現地メディア『ESPN』のシャムズ・シャラニア記者によると、ターナー本人は残留を望んでいたものの、ペイサーズがラグジュアリータックスの回避を優先。リーック・カーライルHC(ヘッドコーチ)も生え抜きであるターナーとの再契約を今オフの最優先事項と語っていたが、ターナーの要求する契約金にチームは応えられなかったのだろう。
現在、ラスベガスで開催されている「NBA 2K26 SUMMER LEAGUE 2025」に姿を現したターナーは、この移籍について言及。バックスのドック・リバースHC、ジョン・ホルストGM(ゼネラルマネージャー)とともに、自身の考えを述べた。
「僕にとって、最終的には競争力を維持することが重要だった。2年前、ペイサーズはカンファレンス・ファイナルに進出して、今年はファイナルの舞台にも立った。バスケットボールの勝利に大きく貢献したことで、リーグに対する見方が一変したんだ。ここ(バックス)でなら、競争力を維持できるチャンスがあると思った」

新天地では“怪物”ヤニス・アデトクンボ(左)と共闘するターナー(右)[写真]=Getty Images
今シーズン、ターナーは1試合平均15.6得点6.5リバウンド2.0ブロックをマークし、3ポイントシュート成功率ではキャリアハイの39.6パーセントを記録。ホルストGMはデイミアン・リラードを放出したあとのチーム構成を熟考し、センターのポジションからプレーを構築できるターナーに白羽の矢を立てたようだ。
ターナーは新しいチームメートともすでに連絡を取っているようで、新しい相棒となるヤニス・アデトクンボには「いつも(アデトクンボに)肩やヒジをぶつけられることにうんざりしていたんだ」と、冗談を飛ばす場面も。「彼(アデトクンボ)と一緒にプレーできることは滅多にない。彼はスポーツ史上、間違いなく最高のアスリートの1人だ」。
「今後、数週間のうちに彼(アデトクンボ)とは話をすることになるだろうね。僕は長きにわたって、ヤニスと対戦してきた。彼のプレーや能力はよく知っている。僕たちは完璧にフィットすると思う。彼はボールをプッシュして、トランジションで抜け出し、チームメートのためにチャンスを作ることができる」
オールディフェンシブファーストチームを4度受賞しているアデトクンボ、ブロック王に2度輝いたターナーのタッグ結成により、バックスの守備にはさらに磨きがかかるだろう。「この組織には真の信念があり、僕もその信念に賛同した」と新天地でのプレーに意気込みを見せるターナーだが、新天地でファイナルのリベンジを果たすことはできるだろうか。
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