2023.03.05

1月にペイサーズと延長契約を結んだターナー「両者にとってウィンウィンだったと思う」

ペイサーズ在籍8年目のターナー[写真]=Getty Images
バスケ情報専門サイト

「僕は快適さ。自分が望む場所にいることができているから」

 インディアナ・ペイサーズ一筋でプレーするマイルズ・ターナーは、キャリア8年目の今シーズン、個人としては自己最高とも言えるシーズンを送っている。

 211センチ113キロのビッグマンは、ここまで54試合に出場して平均18.1得点7.9リバウンド1.4アシスト2.3ブロックにフィールドゴール成功率54.7パーセント、3ポイントシュート成功率40.0パーセント(平均1.7本成功)を残しており、アシストとブロック以外は自己最高のペース。

 オールスターブレイク明け初戦となった2月24日(現地時間23日、日付は以下同)のボストン・セルティックス戦では、チームこそ延長の末に138-142で敗れたものの、ターナーはキャリアハイに並ぶ40得点に、自己最多となる8本もの3ポイントシュートを沈めてみせた。

 26歳のビッグマンは、1月31日にペイサーズと2年総額6000万ドル(当時のレートで約78億円)という高額な延長契約を結んでおり、充実したシーズンを送っていると言えるだろう。

 今回の延長契約について、ターナーは4日に『Basketball News』へ公開された記事のなかでこう話していた。

「成立してうれしいよ。両者にとってウィンウィンだったと思うね。僕は(オーナーの)ハーブ・サイモンと良好な関係を築けているし、彼は僕が持つ能力を強く信じてくれていると思う。合意に達することができて良かったよ。その裏で、個人的には(今夏の)フリーエージェンシーに向けてオープンだった。けどインディアナにフェアなチャンスを与えてあげたいとも思っていたんだ。それで(両者が)合意に達したんだ」

強みであるブロックショットも健在[写真]=Getty Images

 ターナーが自己最高級のシーズンを送る一方で、チームは5日終了時点でイースタン・カンファレンス12位の28勝36敗。プレーイン・トーナメント進出可能な10位にいるワシントン・ウィザーズ(30勝33敗)とは2.5ゲーム差で、オールスターブレイク後は2勝2敗と勝率5割をキープしている。

 これから先、1試合の勝敗が大きなものになっていくなか、ターナーは「僕は快適さ。自分が望む場所にいることができているから」と、自身の現在地についてこのように続けていた。

「僕はハングリーな若手ぞろいのチームで成長している。僕らはチームとして日々うまくなっていくだけだと思っている。それがメインのゴールになっているんだ。僕はこの街、このチームのプログラム、それにロッカールームにいるみんなのことを強く信じている。それがここに残ることを望んだ最大の理由だったのさ」

 ペイサーズにはタイリース・ハリバートンベネディクト・マサリンアンドリュー・ネムハード、アーロン・ネスミス、ジョーダン・ウォーラ、ジェイレン・スミスといった若手たち、バディ・ヒールドTJ・マッコネルジョージ・ヒルらベテランもおり、すでに昨シーズン(25勝57敗)の勝利数を上回っている。

 もし今シーズンにポストシーズンへ進出できなくとも、来シーズンに飛躍する可能性を十分に秘めたチームと言えるだろう。

マイルズ・ターナーの関連記事