2022.11.30

イースト4位と大健闘のペイサーズを引っ張るタイリース・ハリバートンがNBA史上初の快挙

ペイサーズをけん引するハリバートン[写真]=Getty Images
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 11月29日(現地時間28日、日付は以下同)に行われたロサンゼルス・レイカーズ戦。インディアナ・ペイサーズは敵地クリプトドットコム・アリーナで第4クォーター残り9分半の時点で17点(84-101)もの大量ビハインドを背負っていた。

 するとペイサーズはアーロン・ネスミスの3ポイントシュートを皮切りに反撃を開始。残り39.8秒にタイリース・ハリバートンのレイアップで113-113の同点に追いついた。対するレイカーズはレブロン・ジェームズがショットを決め、残り20.9秒に115-113で2点差へ広げる。

 だが試合は劇的な幕切れとなった。ペイサーズはマイルズ・ターナーがトップ下から3ポイントシュートをミスしたものの、ハリバートンがこぼれ球をモノにし、ディフェンダーを2人引き付けてから左ウイングにいたアンドリュー・ネムハードへ逆転をかけたショットを託した。

 ルーキーがクイックリリースで長距離砲を放つと、試合終了のブザーがアリーナに鳴り響き、これが見事にリングをくぐり抜けて大逆転勝利。ペイサーズが116-115で白星を手にした。

 今シーズンの戦績を12勝8敗としたペイサーズでは、ハリバートンが24得点7リバウンド14アシスト、ベネディクト・マサリンが23得点8リバウンド、ネスミスが16得点、ターナーが15得点13リバウンド4アシスト3ブロック、バディ・ヒールドが15得点、ネムハードが12得点2ブロックを記録。

 ペイサーズはここまでイースタン・カンファレンス4位という好位置にいるのだが、その立て役者となっているのがハリバートン。キャリア3年目の今シーズン、22歳のポイントガードはここまで20試合にフル出場しており、平均33.8分19.9得点4.7リバウンド1.8スティールにリーグトップの11.3アシストと大活躍を見せている。

 現在、6試合連続で2ケタのアシストを残しているハリバートンは、26日のブルックリン・ネッツ戦で15アシスト、28日のロサンゼルス・クリッパーズ戦では11アシスト、レイカーズ戦で14アシストを残しながら、なんとターンオーバーなしという抜群のプレーメークを見せている。

 3試合のスパンで40アシストにターンオーバーゼロはNBA史上初。ハリバートンはチームトップの得点を残しつつ、司令塔として申し分ない活躍をしていると言っていい。

 もしこのままペイサーズがイースト上位の座を堅持し、ハリバートンが長期離脱することなくチームをけん引できれば、オールスター初選出の可能性も十分ありそうだ。

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