2022.11.22
8月21日(現地時間20日、日付は以下同)。インディアナ・ペイサーズのタイリース・ハリバートンのインタビューが『Basketball News』へ公開された。
昨季イースタン・カンファレンス13位の25勝57敗に終わったペイサーズは、2シーズン連続でプレーオフから遠ざかっているのだが、昨季収穫の1つとなったのは、このハリバートンの活躍だった。
チームはオールスター後も5勝17敗と低迷したものの、今年2月のトレードでサクラメント・キングスから加入した22歳のガードは、ペイサーズ加入後26試合へ出場して平均36.1分17.5得点4.3リバウンド9.6アシスト1.8スティールをマーク。
リック・カーライルHC(ヘッドコーチ)就任2年目となる今季、ペイサーズはこのハリバートンとバディ・ヒールド、ジェイレン・スミス、クリス・ドゥアルテ、マイルズ・ターナー、さらには新人ベネディクト・マサリン、トレードでボストン・セルティックスから加入したダニエル・タイス、アーロン・ネスミスといった選手たちを中心に戦っていくこととなる。
なかでもハリバートン、スミス、ドゥアルテ、マサリンといった若手の活躍は、今季の勝敗数、そして来季以降にも影響を及ぼすと言っていい。
そうしたなかで、ハリバートンは昨季リーグ2位の56勝26敗をマークしたメンフィス・グリズリーズを手本にしようとしているという。
「本当に楽しみだ。若手中心にチームを構築すること、ゼロから始めるのは本当に楽しみなんだ。メンフィスがやってきたことは、まさにどの若いチームも目指していることだと思う。数多くの若手がそろい、共に成長していく。あそこはいいドラフトをして、(今では)チャンピオンシップを競い合っているんだ」。
グリズリーズはジャ・モラントを中心に、ジャレン・ジャクソンJr.やディロン・ブルックス、デズモンド・ベイン、ブランドン・クラーク、ザイエア・ウィリアムズといった若手がコアとなり、テイラー・ジェンキンズHCの下でリーグ上位の戦績を残すチームへ飛躍。
彼らの周囲にはスティーブン・アダムズ、ダニー・グリーンといったベテランに、タイアス・ジョーンズという堅実な司令塔もおり、バランスのとれたロースターを形成しており、今季もウェスタン・カンファレンス上位に入ると予想されている。
「僕にとってはそれが重要なんだ。ゼロから始められること、カルチャーを構築していく一員になれるし、すべてがついてくる。それが楽しいことだと思う。若くて、一緒に成長をしていけること。僕としてはそれが本当に楽しみなんだ」。
ペイサーズのけん引役を務めることが期待されている22歳のガードは、今季に向けてそう意気込んでいた。そのペイサーズは10月20日のワシントン・ウィザーズ戦で今季開幕を迎えることとなる。
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