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今夏の制限付きフリーエージェント(FA)として最も注目を浴びていたディアンドレ・エイトンの獲得争いは、7月15日(現地時間14日)のうちに収束した。
この日インディアナ・ペイサーズがNBAの制限付きFAへのオファーシートとしては史上最高額となる4年1億3300万ドル(約183億5400万円)を提示し、エイトンがサインしたものの、サンズがこの契約にマッチしたと『ESPN』が報道。
これはエイトンの代理人を務めるビル・ダフィーらが同メディアへ伝えたことで明らかとなったのだが、サンズはこのオファーシートに対して現地時間16日の23時59分までにマッチすれば残留となるのだが、すぐさまマッチしてエイトンを引き留めた。
また、エイトンがこのオファーシートへサインする前に、サンズ側はサイン&トレードについてもまったく意向を示すことはなかったと同メディアは報じている。この日エイトン残留が決まったことで、サンズは来年1月16日までトレードすることは不可能となり、ブルックリン・ネッツへトレードを要求したと報じられているケビン・デュラントの獲得を狙っていても、交換要員に含めることができなくなったことになる。
昨秋、エイトンはサンズと5年1億7200万ドル(約237億3600万円)というマックス額の延長契約を望むも締結できず、今夏を迎える頃にはサイン&トレードで移籍の可能性が高いと報じられていたのだが、これで今季もサンズでプレーすることに。
2018年のドラフト全体1位指名のエイトンは、211センチ113キロのビッグマン。オールルーキーファーストチームに選ばれ、昨季までのキャリア4シーズンすべてで得点とリバウンドの平均ダブルダブルを残しており、一昨季はサンズのNBAファイナル進出に貢献。
先発センターの残留が決まったことで、サンズは現時点でクリス・ポール、デビン・ブッカー、ミケル・ブリッジズ、ジェイ・クラウダーにエイトンという不動のスターターを擁して今季を迎えることができる見込み。
一方、一度はエイトン獲得が現実味を帯びていたペイサーズは、昨季途中にドマンタス・サボニスをサクラメント・キングス、今オフにはマルコム・ブログドンをボストン・セルティックスへトレード。今夏に獲得したマリーク・フィッツ、ジュワン・モーガン、ニック・スタウスカス、さらにはドウェイン・ワシントンをウェイブ(放出)してキャップスペースを確保していたため、今後新たなFA選手獲得を狙うことが予想されている。
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