2022.10.30

ネッツの渡邊雄太がリバウンドへ跳んだ結果…珍プレーで日本人初の“シャクティン”入り

ペイサーズ戦に出場した渡邊[写真]=Getty Images
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 10月30日(現地時間29日、日付は以下同)。ブルックリン・ネッツはホームのバークレイズ・センターでインディアナ・ペイサーズを迎えるも、116-125で落として4連敗(1勝5敗)となった。

 この試合、ペイサーズではベンチスタートながら新人ベネディクト・マサリンが32得点、タイリース・ハリバートンが26得点6リバウンド8アシスト3スティール、アイザイア・ジャクソンが18得点10リバウンド4アシスト、バディ・ヒールドが17得点9リバウンド8アシストをマーク。

 一方のネッツは、カイリー・アービングがゲームハイの35得点に6アシスト、ケビン・デュラントが26得点5リバウンド3スティール4ブロック、ロイス・オニールジョー・ハリスがそれぞれ11得点を残し、渡邊雄太が約13分のプレータイムで5得点2リバウンドを残した。

 第2クォーター序盤。渡邊は右エルボーでカイリーのパスを受け取ると、ディフェンダーを引きつけてからドライブで抜き去り、リング下でタフショットを成功。直後のポゼッションでは相手選手のパスコースを塞ぐディフェンスを見せ、相手のミスショットから展開したトランジションではカイリーの鋭いパスを受けて右45度付近から鮮やかな3ポイントシュートをヒット。

 渡邊にとって、この試合は4戦連続の出場で、3ポイントシュートは3戦連続の成功となったのだが、思わぬ形で全米デビューすることに。

 第1クォーター残り約1分。アンドリュー・ネムハードがワイドオープンの3ポイントシュートをミス。その後Play-by-Playではゴガ・ビタゼがオフェンシブ・リバウンドを奪ってティップショットを決めたことになっている。

 だが映像をよく見てみると、トップ下から走り込んできた渡邊がペイサーズの2人の上でボールを両手でつかみきれず、そのまま相手ゴールへボールを入れてしまってオウンゴールのようなプレーに。

 これに目をつけたのが“Shaqtin’ A Fool”(シャクティン・ア・フール)。これはシャキール・オニール(元ロサンゼルス・レイカーズほか)が、『NBA on TNT』の番組でNBA選手の珍プレーや好プレーを取り上げるコーナーで、この渡邊の一生懸命リバウンドへ向かったプレーをツイートしていた。

 もちろん、故意に相手チームのリングへボールを入れることなど当然なく、これはあくまで相手チームの選手が落としたショットのリバウンドへ向かった際に起きてしまったアクシデント。

 ちなみに、この投稿から約4時間が経過した時点で、リツイートは836件、引用リツイートが491件、いいねは4254件まで伸びている。渡邊は思わぬ形で日本人史上初の“シャクティン”デビューとなった。

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