2025.07.18
7月18日(現地時間17日、日付は以下同)。デイミアン・リラードが、古巣ポートランド・トレイルブレイザーズと3年4200万ドル(約62億1600万円)の契約に合意したと『ESPN』が報じた。
ここ2シーズン、ミルウォーキー・バックスでプレーしてきたリラードだが、「NBAプレーオフ2025」ファーストラウンドで左足のアキレス腱を断裂し、5月4日に修復手術を受けたと報道。
その後今月7日にバックスとのバイアウトが正式に成立し、残りの契約金約1億1300万ドル(約167億2400万円)は今後5年間にわたって受け取ることとなり、制限なしFA(フリーエージェント)になっていた。
キャリア13年目の昨シーズン。平均24.9得点4.7リバウンド7.1アシスト1.2スティールに3ポイントシュート成功率37.6パーセント(平均3.4本成功)を残したオールスターガードは、複数のNBAチームからミッドレベル・エクセプションあるいは最低保証額のオファーを受けていた。
ただ、アキレス腱断裂という大ケガを負った男にとって、2025-26シーズンはケガからのリハビリに費やす予定であり、家族と子どもたちが住むポートランドに戻ることが非常に重要だったと同メディアが報じている。
今回の報道後、リラードは自身のソーシャルメディアにてブレイザーズのロッカールームの映像を投稿。現在ブレイザーズに在籍するチームメートたちのロッカーを映し、最後は自身の名前が入っていた。
RipCityyyyyyyyyyyyyyyyy!!!!!!!!! @trailblazers pic.twitter.com/x3jnZr1s0G
— Damian Lillard (@Dame_Lillard) July 17, 2025
この数週間、リラードはブレイザーズのジョー・クローニンGM(ゼネラルマネージャー)、チャウンシー・ビラップスHC(ヘッドコーチ)とミーティングを重ねて契約締結へ至ることとなった。
リラードが今回合意と報じられた3年契約は、最終年の2027-28シーズンがプレーヤーオプションで、トレード拒否権も含まれている。現在このトレード拒否権を持つのはリラードとレブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)のみとなる。
NBA入りから最初の11シーズンをブレイザーズでプレーしてきたリラードは、レギュラーシーズン通算1万9376得点、3ポイント成功2387本、フリースロー成功4427本など複数の部門でフランチャイズ史上最多記録を保持。そしてレギュラーシーズンとプレーオフで“デイム・タイム”と評されるクラッチショットを何度も沈めてきた。
2023年9月末の3チーム間トレードでブレイザーズからバックスへ移籍したリラード。当時その見返りにブレイザーズが獲得したのはドリュー・ホリデー、ディアンドレ・エイトン(現レイカーズ)、トゥマニ・カマラだった。
その後ホリデーはボストン・セルティックスへトレードされたのだが、今夏のトレードでブレイザーズへ移籍したことで、2021年夏の東京オリンピックでアメリカ代表の金メダル獲得に貢献したリラードとホリデーがチームメートとなった。
コート上でプレーするのは来シーズン以降になるものの、リラードがブレイザーズで迎える“第2幕”を楽しみに待ちたい。
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