2025.07.17

バックスGMが今夏の補強を語る「全盛時のヤニスを最大限に生かす、今と将来のための決断」

バックスを引っ張るアデトクンボ[写真]=Getty Images
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 7月17日(現地時間16日)。ミルウォーキー・バックスジョン・ホーストGM(ゼネラルマネージャー)のインタビューが『The Athletic』へ公開された。

 ヤニス・アデトクンボクリス・ミドルトン(現ワシントン・ウィザーズ)、ドリュー・ホリデー(現ポートランド・トレイルブレイザーズ)、ブルック・ロペス(現ロサンゼルス・クリッパーズ)らを中心とした布陣で2021年にリーグ制覇を飾ったバックスだが、ミドルトンは昨シーズン途中のトレードで移籍、ロペスは今夏FA(フリーエージェント)になって退団。

 アデトクンボに次ぐ2番手の得点源を務めていたエースガードのデイミアン・リラードは「NBAプレーオフ2025」でアキレス腱断裂の大ケガを負ったとはいえ、今夏バックスはこの男をウェイブ(保有権放棄)したことで決別した。

 チームはビッグマンのボビー・ポーティスと延長契約したことを皮切りに、ケビン・ポーターJr.トーリアン・プリンスギャリー・トレントJr.、ライアン・ロリンズらと再契約を結び、新たにコール・アンソニーギャリー・ハリスを獲得し、即戦力ビッグマンのマイルズ・ターナーをロスターへ加えた。

「全盛時にいるヤニスを最大限に生かし、勝つ機会を増やすこと。それが我々にとって常に責任だと感じている。だから(今夏は)今と将来のための決断だった」

 ホーストGMは今夏の動きをそう語り、ターナー獲得に関しては「マイルズはいつだって獲得候補だった」と話していた。

 バックス在籍12年目を終えたアデトクンボは、30歳のフォワード。7シーズン連続でオールNBAファーストチームに名を連ねる男は、現在2シーズン連続で平均30.0得点、11.0リバウンド、6.0アシスト、フィールドゴール成功率60.0パーセント以上を残すリーグ最高級の選手。

 積極果敢なアタックからペイントエリアで猛威を振るうアデトクンボというチーム最高の武器を最大限に活用するため、ホーストGMは今オフに新たなロスターを形成したということなのだろう。

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