2025.09.07
アメリカの大手映画会社であるワーナー・ブラザーズが、コービー・ブライアント(元ロサンゼルス・レイカーズ)がNBA入りする日を描いた映画のプロジェクトを始動させた模様。現地メディア『Insneider』が報じている。
報道によれば、映画のタイトルは「With the 8th Pick…」とのこと。これはNBAドラフトでコミッショナーが指名選手を発表する際に各順位を述べるものであり、直訳すると「第8位指名で…」となる。
1位指名のアレン・アイバーソン(元フィラデルフィア・セブンティシクサーズ他)や5位指名のレイ・アレン(元ミルウォーキー・バックス他)を始め、1996年のNBAドラフトは豊作の年として有名であり映画化も納得だが、同年の8位指名はコービーではなくケリー・キトルズ(元ニュージャージー・ネッツ他)である。コービーは13位指名でシャーロット・ホーネッツから指名を受けて、直後にレイカーズにトレードされている。
コービーのドラフトを追った映画のタイトルがなぜ「8位指名」なのか。その理由は、この映画が「コービーを指名しなかったチーム」とそのGM(ゼネラルマネージャー)に焦点を当てた物語だからである。アレックス・ソーンとギャビン・ヨハンセンによって書かれたこの物語は、ニュージャージー・ネッツ(現ブルックリン・ネッツ)と当時のGMであるジョン・ナッシュにスポットが当たっている。
ネッツのナッシュGMは当時、保有していた第8位指名権を使って高校生のコービーを指名することを真剣に検討していたことで知られている。そのチームの視点から、最終的にコービーがホーネッツから指名され、レイカーズに入団するまでの緊迫した過程を追った映画になっている模様。複数のスタジオや配信サービスが高い関心を示していたが、最終的にワーナー・ブラザースが先んじて権利を獲得し、映画化プロジェクトが開始したという。
同記事では、この映画は野球を題材にしたブラッド・ピット主演の大作『マネーボール』や、ナイキとマイケル・ジョーダンを描いた『AIR/エア』のテイストを持った作品になると語られている。フロントオフィスの内情を追い、NBAきってのスター選手の若き日を軸にした“もしも”を描くような作品になる模様だ。
監督もまだ決定しておらず、現時点では公開日含め詳しい情報は明らかになっていない。ストーリーに期待をふくらませつつ、続報を待ちたい。
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