2025.02.21

トランプ大統領がコービーの銅像建立を発表…1期目から計画の”偉人を称える庭園”に

トランプ大統領が故コービーの銅像建立を計画中と発表 [写真] = Getty Images
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 2月21日(現地時間20日)、アメリカのドナルド・トランプ大統領が会見を開き「ナショナルガーデン・オブ・アメリカンヒーローズ」という名の庭園の計画について言及した。会見の中でトランプ大統領は、同庭園の中にコービー・ブライアント(元ロサンゼルス・レイカーズ)の銅像を建立する予定であると明かしている。

 同庭園は、トランプ大統領が第1次政権の退陣前である2021年1月に大統領令を発令し計画が開始されたものである。「史上最も偉大なアメリカの英雄たちの銅像を展示する広大な屋外公園」という構想の下、ジョージ・ワシントンやベンジャミン・フランクリンなどの政治家に加え、アスリートのモハメド・アリやイギリス人映画監督のアルフレッド・ヒッチコックなど、ジャンルを問わずアメリカの文化や歴史を象徴する人物の銅像を設置すると公表されていた。

 この計画は前大統領のジョー・バイデン氏が就任後の同年5月に破棄されたと伝えられていたが、この度2期目を迎えたトランプ大統領が再び計画を始動させたものとなる。現在は庭園の設置場所を選定する最終段階にあるとして、大統領は改めて庭園に銅像を設置する予定である人物の名を読み上げた。この日は黒人歴史月間の式典ということもあり、アフリカ系アメリカ人の偉人を列挙したトランプ大統領は、最後にコービーの名を挙げ「みんなコービー・ブライアントが大好きだろう」と呼びかけた。コービーの名が読み上げられた瞬間、式典の会場には歓声が上がっている。

 コービー・ブライアントは1996年にドラフト13位指名でNBAデビュー。シャキール・オニール(元レイカーズ他)と共にレイカーズの王朝を築き2000年のリーグ制覇から3連覇を達成。シャックがチームを去った後もレイカーズを牽引し、2009年には再び優勝を手にし2連覇を成し遂げた。2016年の引退後もNBAやバスケットボール界の発展に貢献を続けていたが、2020年1月にヘリコプター墜落事故で突然の死を迎えた。

 トランプ大統領が計画を再開した「ナショナルガーデン・オブ・アメリカンヒーローズ」の具体的なオープン日などは現時点で明らかになっていない。

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