2025.02.22

40歳レブロンが今季2度目の40得点…指揮官「彼は全ての”通常”に逆らっている」

今シーズン2度目の40得点超えをマークしたレブロン・ジェームズ [写真] = Getty Images
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 2月21日(現地時間20日、日付は以下同)、ロサンゼルス・レイカーズは敵地でポートランド・トレイルブレイザーズと対戦。チームの得点力を爆発させたレイカーズが110-102で勝利を収めた。

 レブロン・ジェームズはこの試合、35分の出場時間で40得点8リバウンド4アシスト2スティールを記録。7日のゴールデンステイト・ウォリアーズ戦で記録した42得点に続き今シーズン2度目の40得点超えをマークした。

 レブロンはウォリアーズ戦の42得点により、マイケル・ジョーダンがワシントン・ウィザーズ時代に残した記録(40歳4日)を塗り替え「40得点以上を記録した史上最年長選手」となっていたが、約2週間後にその記録を更新(40歳52日)する形となった。また、今回の記録でレブロンはNBA史上初の「40歳以上で複数回40得点以上を記録した選手」となっている。

 レブロンの功績にチームは歓喜し、試合終了直後のインタビューではオースティン・リーブスが「40点じじい!」とレブロンに向かって叫ぶシーンが見られた。また、指揮官を務めるJJ・レディックも試合後の会見で次のように賞賛の言葉を送っている。

「彼は全ての“通常”に逆らっている。フィジカル面やプレー面に限らず、メンタリティにおいても同じことが言えるんだ。彼は億万長者でありながら、40歳にして(20日のシャーロット・ホーネッツ戦に続き)2日連続で試合に出ている。22年間のキャリアでありとあらゆる記録や賞賛を自分のものにしておきながら、だ。若い子たちは、僕が彼を過度に誉めすぎているって言うんだろうね。それでも、彼は最も優れた勝負師の一人だ」

 レディックは続けて「彼をコーチできることが素晴らしい」と述べ「この仕事にどう取り組むべきかという基準を設定してくれる」とレブロンのマインドセットを高く称えている。一方のレブロン自身は、年齢に関する記録に対しては大きな喜びを見せていない模様。40得点超えの最年長記録保持者となった7日のウォリアーズ戦後の会見では、記録に対する感想を問われると次のようにコメントした。

「老けたな、が感想かな。ワインを一杯飲んで、早く眠りにつきたいっていうのが今の思いだよ」

 NBAで22シーズン目を迎えるレブロンは、現役選手として残された期間が長くないことを度々示唆している。残りのキャリアでレブロンはどのような記録や功績を見せてくれるか、NBAの“キング”に引き続き注目したい。

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