2025.12.25
12月26日、東京体育館にて「SoftBank ウインターカップ2025 令和7年度 第78回全国高等学校バスケットボール選手権大会」の男子3回戦が行われ、開志国際高校(新潟県)と福岡大学附属大濠高校(福岡県)が対戦。大会連覇を目指す福大大濠がオーバータイムの末に77-75で競り勝ち、準々決勝進出を決めた。
ともにウインターカップ優勝経験を持つ名門同士の対戦は、終盤まで息詰まる大熱戦となった。第1クォーターは福大大濠の“怪物1年生”白谷柱誠ジャックが連続得点でけん引し、前回王者が主導権を握る展開。福大大濠は第2クォーターに“2年生エース”の本田蕗以が10分間で17得点と大爆発し、リードを17点まで拡大して折り返した。
後半は一転して開志国際ペース。前半からリング下で君臨してきたアジャックアロングアジャックアロングがチームを支えると、キャプテンを務める北村優太が10分間で4本の3ポイントを含む18得点を挙げる大活躍。第4クォーター残り3分にはキング太の2ポイントで、最大18点差のビハインドをひっくり返した。
一進一退の展開となった第4クォーター終盤、1点ビハインドだった福大大濠は、同残り40秒に吉岡陽が相手のパスを引っ掛け速攻レイアップで逆転。このまま福大大濠が逃げ切るかと思われたが、残り14.5秒のスローインを受けた榎木が捕まり痛恨のターンオーバー。直後にファウルを受けてフリースローを獲得した開志国際の平良奏龍が2本目のフリースローを決めて同点。72-72でオーバータイムに突入した。
5分間の延長戦では、本田の3ポイントで福大大濠が先手を取り、開志国際のショットが落ちる中、残り41秒にも本田が敵陣を切り裂き加点。土壇場でエースが存在感を示した福大大濠が、2点差で大激戦を制した。
個人スタッツでは、福大大濠の白谷が6本の3ポイント成功を含む33得点13リバウンド2ブロックでダブルダブルを達成する大暴れ。勝負強さを見せた本田も24得点をマークした。開志国際は反撃の狼煙を挙げた北村が4本の3ポイントを含む22得点、キング太が16得点10リバウンド、高橋歩路が45分フル出場で14得点、アジャックアロングが12得点32リバウンドを記録したが、あと一歩及ばなかった。
3回戦を突破した福大大濠は、27日14時30分から東京体育館メインコートで行われる準々決勝で、京都精華学園高校(京都府)に勝利した土浦日本大学高校(茨城県)と対戦する。
■試合結果
<ウインターカップ2025男子3回戦>
開志国際 75-77 福岡大学附属大濠
開志国際|13|15|29|15|3|=75
福大大濠|17|28|16|11|5|=77
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