東山が最終Qに突き放しウインターカップ準々決勝へ…フル出場の佐藤凪は18得点11アシスト4スティール

攻守にわたり活躍を見せた佐藤凪［写真］＝SoftBank ウインターカップ2025

　12月26日、高校バスケの日本一を決める全国大会「SoftBank ウインターカップ2025 令和7年度第78回全国高等学校バスケットボール選手権大会」の男子3回戦が東京体育館で行われた。準々決勝進出をかけた一戦で、東山高校（京都府）と駒澤大学附属苫小牧高校（北海道）が対戦。終盤まで勝敗の行方が分からない接戦となったが、東山が70－60で勝利を収めた。

　第1クォーターに東山がスティールからのブレイクなどで10－0のランを披露し主導権を握り、6点リードで前半を終える。一転して第3クォーターにはフィールドゴール成功率22.2パーセントと苦しみ、駒大苫小牧の宮森昊太を中心に反撃にあうと、僅かなリードで迎えた最終クォーター。序盤は3ポイントの応酬など激しい点の取り合いとなったが、佐藤凪のスティールなどで突き放しにかかり、最後は70－60で勝利を飾った。

　勝利した東山は、中村颯斗が5本の3ポイントを含む21得点6リバウンドを記録。フル出場の佐藤は18得点に加え、7リバウンド11アシスト4スティールとダブルダブルを達成した。また、新井が14得点、ウェトゥブワシャエノックが8得点8リバウンドをマークしている。

　一方、敗れた駒大苫小牧は、フル出場の宮森がゲームハイの25得点を挙げる奮闘を見せ、坂井琉晟も17得点5アシスト、オラヨリマーベラスオルワトヨシが7得点17リバウンドと健闘したが、最終クォーターで東山の爆発力を抑えきれず、3回戦敗退となった。

　ベスト8進出を決めた東山は、明日27日17時50分から東京体育館で行われる準々決勝で県立広島皆実高校（広島県）を破った八王子学園八王子高校（東京都）と対戦する。

■試合結果
東山 70－60 駒大苫小牧
東　　　山｜20｜13｜11｜26｜＝70
駒大苫小牧｜15｜12｜15｜18｜＝60