2025.12.27
12月27日、東京体育館で「SoftBank ウインターカップ2025 令和7年度 第78回全国高等学校バスケットボール選手権大会」の男子準々決勝が行われ、東山高校(京都府)が77-74で八王子学園八王子高校(東京都)に勝利。ベスト4最後の1枠をつかんだ。
東山は第4クォーター開始時点で9点ビハインドの苦しい展開だったが、土壇場でキャプテンの佐藤凪が奮起。自ら敵陣を切り裂き反撃の狼煙を上げると、弟・佐藤久遠や中村颯斗の得点をアシストし、同残り2分には同点のフローターに続いて、勝ち越された直後に逆転の3ポイントを成功。ゲームハイとなる29得点を挙げる活躍で、チームを勝利に導いた。
ガッツポーズも飛び出した逆転弾を決めた瞬間について問われると、「今大会あまり調子が上がらなかったんですけど、絶対に誰よりも練習してきた自信があったので」と、これまで積み重ねてきたことを回顧。目標とする日本一へ向けて、「チームとしても本当にきつい練習を全員で乗り越えてきました。どんなに劣勢になってもブレない強さがあるので、次のゲームでも見せつけたいです」と自信をのぞかせた。
今大会の東山は、1回戦から試合終盤に競り勝つ展開が続いているが、「クラッチタイムに勝ちきるための特別な練習とかゲームプランは用意していないですし、とにかく目の前のゲームにかける、何が何でも勝ち切るという覚悟は僕だけじゃなく全員が持っているので」と、チームの総意を代弁。「それがブレてしまった瞬間、僕たちは負けると思っているので、ブラさずにあと2試合勝ちきりたいと思います」と、強い思いを口にした。
28日に行われる準決勝の相手は、5年連続で4強入りを果たした福岡第一高校(福岡県)。佐藤凪は「ここまで来たらどの相手も勝ち上がってきた強豪ですし、相手によって何か戦い方を変えることは僕たちはしていないので。とにかくオフェンスで主導権を握って、どんなに劣勢でもチーム全員で戦い続けて、最後に1点でも多く取って勝つ、本当にそれだけかなと思います」と話した。
東山は2016年と2020年にウインターカップ決勝に進んでいるが、頂点まであと一歩届かなかった。悲願成就まであと2つ。佐藤凪にとっては高校バスケ集大成の“大一番”が続く。
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