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東山が4Qに逆転しウインターカップ4強…佐藤凪29得点と大爆発、八王子との大激戦制す

逆転勝利の立役者となった東山の佐藤凪[写真]=伊藤大允
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 12月27日、東京体育館で「SoftBank ウインターカップ2025 令和7年度 第78回全国高等学校バスケットボール選手権大会」の男子準々決勝が行われ、八王子学園八王子高校(東京都)と東山高校(京都府)が対戦。東山が77-74で逆転勝利し、準決勝進出を決めた。

 立ち上がりから主導権を握ったのは八王子だった。東山のターンオーバーを突いて0-11のラン。インサイドに君臨するニャンセハセダトと、長距離砲を備える照井昇太朗を中心に、内外から精度高く得点を重ね、八王子7点リードの38-45で折り返した。

 ハーフタイム明けの第3クォーターも、八王子がリードを広げて逃げ切り体制に入ったかと思われたが、9点差で突入した第4クォーターに東山のエース・佐藤凪が覚醒。背番号5が果敢にリングへアタックし、試合時間残り2分でこの試合初めて東山が逆転すると、4点リードで迎えた残り30秒には、佐藤凪の弟・佐藤久遠が勝利を手繰り寄せる3ポイントを成功。最後の10分間に27-15と勢いを取り戻した東山が、準決勝へと駒を進めた。

 東山は、勝負の第4クォーターで研ぎ澄まされた佐藤凪がゲームハイとなる29得点に加え、4リバウンド7アシスト2スティールの大活躍。中村颯斗も6本の3ポイント成功を含む20得点3アシスト2スティール、佐藤久遠が15得点7リバウンドで勝利に貢献した。

 一方、八王子はセハが28得点13リバウンドでダブルダブル、花島大良が18得点、畠山颯大が7得点10アシスト、照井が15得点を挙げたが、最後は東山の勢いを止められず、17年ぶりのウインターカップ準決勝進出とはならなかった。

■試合結果
ウインターカップ2025男子準々決勝>
東山 77-74 八王子学園八王子
東 山|16|22|12|27|=77
八王子|22|23|14|15|=74

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