2025.04.15

ウェストブルックとハーデンがPO初戦で対決…過去3度にわたり共闘の“腐れ縁”

ウェストブルックとハーデンがプレーオフ第1ラウンドで対決(写真は昨シーズンのもの) [写真] = Getty Images
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 4月14日(現地時間13日、日付は以下同)、NBAは2024-25レギュラーシーズンの全日程を終えた。16日に開幕するプレーイン・トーナメントを経て、プレーオフは20日に第1ラウンド初戦を迎える。

 今シーズン、ウェスタン・カンファレンスはオクラホマシティ・サンダー、イースタン・カンファレンスはクリーブランド・キャバリアーズがそれぞれ首位を独走してきた。一方2位以下は混戦を極め、特にウェスタンでは最終節まで順位が読めない熾烈な順位争いが繰り広げられた。

 デンバー・ナゲッツは、レギュラーシーズン終盤に4連敗を喫するなど苦戦を強いられていたが、HC解雇という大胆な人事を行った上で、ウェスタン・カンファレンス4位でプレーオフへ臨む。ナゲッツと対照的にシーズン終盤に調子を上げたロサンゼルス・クリッパーズは、同カンファレンス5位でレギュラーシーズンを終えた。

 レギュラーシーズンの戦績を50勝32敗と同じくするナゲッツとクリッパーズが、プレーオフ第1ラウンドで激突する。ニコラ・ヨキッチカワイ・レナードといった大黒柱や、クリスチャン・ブラウンやノーマン・パウエルといった目覚ましい成長を見せている選手の対決にも注目が集まるが、このカードではリーグ史上稀にみる“腐れ縁”の対決にも注目したい。

 ナゲッツのラッセル・ウェストブルックと、クリッパーズのジェームズ・ハーデンは、これまで3度にわたりチームメートとなった過去を持つ。お互い最初に在籍したオクラホマシティ・サンダーで2012年にNBAファイナル進出を果たした2人は、2019-20シーズンにヒューストン・ロケッツで再び合流した。その後ウェストブルックはワシントン・ウィザーズやロサンゼルス・レイカーズを渡り歩き、2023-24シーズンにクリッパーズに移籍し、同シーズンにフィラデルフィア・セブンティシクサーズから移籍したハーデンと再会を果たした。

 クリッパーズでは出場機会に恵まれなかったウェストブルックだが、今シーズン開幕前に加入したナゲッツではシックスマンとして再び活躍の場を見出している。ハーデンは今シーズン最終週の週間MVPを獲得しており、未だ衰えを見せない活躍を続けている。この2人がプレーオフの舞台でどのような戦いを見せるのか、“腐れ縁”同士のベテラン対決に注目が集まる。

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