2025.09.30
9月30日(現地時間29日、日付は以下同)。ヒューストン・ロケッツの一員となったケビン・デュラントがメディアデーに臨み、約2シーズン半を過ごしたフェニックス・サンズから今夏トレードで移籍した中で、ブルックリン・ネッツ時代に構築したイーメイ・ユドカHC(ヘッドコーチ)との関係を要因に挙げていた。
「こんなに早くフェニックスを離れるなんて予想していなかった。けどそれがゲームの性質ってやつなんだ。そこで僕はすぐさま誰となら快適だったかを考えた…。イーメイは僕がもたらすこと、メンタリティーやゲームへのアプローチを理解してくれた1人だったんだ。彼は常にリスペクトしてくれたし、自分らしくいさせてくれた。僕が最初に思ったことの1つがそれだった」
7チームが絡んだ大型トレードの末、デュラントはNBA通算5チーム目となるロケッツへ加入。この日37歳を迎えた大ベテランながら、昨シーズンも平均26.6得点6.0リバウンド4.2アシスト1.2ブロックを残したように実力は健在で、今もなおリーグトップレベルのスコアラーの1人。
先発ポイントガードでリーダーでもあるフレッド・バンブリートがヒザの前十字靭帯を断裂したことで今シーズン全休がささやかれているが、ロケッツはアメン・トンプソンやリード・シェパード、アーロン・ホリデーといったガードがいる。
ロケッツはデュラントに加え、ビッグマンのアルペレン・シェングンもプレーメーキングをこなせるため、バンブリートの離脱後すぐに補強へ動くかは微妙。さらにユドカHCは選手起用について「アメンと2人のビッグマン(シェングンとスティーブン・アダムズ)、それにジャバリ(スミスJr.)とKD(デュラント)を送り込めば、歴代最高級の高さがあるラインナップになる」と話しており、どんな起用をしていくかは見ものだ。
このチームには身長213センチ以上の7フッターこそ不在ながら、両腕を水平に広げた長さを指すウイングスパンで7フッター以上を誇る選手が9人もいる。201センチのトンプソン(213センチ)、211センチのデュラント(226センチ)、211センチのスミスJr.(216センチ)、211センチのシェングン(213センチ)、211センチのアダムズ(225センチ)はいすれも7フィート以上のウイングスパンを持つだけに、相手チームを大いに悩ますことだろう。
なお、デュラントの現行契約は今シーズン限りなのだが、「僕が延長契約にサインする姿は想像できる。それがいつになるのか正確には言えないけど、そうなるのは確かだと思っている」と、ロケッツへ長く在籍する意向を示していた。
ロケッツは10月7日からプレシーズンゲーム4試合をこなし、22日に王者オクラホマシティ・サンダーとのレギュラーシーズン開幕戦が組まれている。
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