2025.09.23

優勝候補ロケッツに痛手…先発PG兼リーダーのフレッド・バンブリートがACL断裂で長期離脱に

ロケッツのベテランガードが長期離脱[写真]=Getty Images
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 9月23日(現地時間22日、日付は以下同)。ヒューストン・ロケッツフレッド・バンブリートが、直近のワークアウト中に負傷し、ヒザの前十字靭帯(ACL)を断裂したと『ESPN』が報じた。

 31歳のバンブリートは、183センチ89キロのポイントガード(PG)。ドラフト外からNBAに定着し、トロント・ラプターズ在籍時の2019年に優勝、2022年にはオールスターへ選出された実績を持つ。

 ここ2シーズンはロケッツでプレーし、昨シーズンは60試合の出場でチーム最長の平均35.2分に14.1得点3.7リバウンド5.6アシスト1.6スティールを残し、ウェスタン・カンファレンス2位の52勝30敗を残したチームの先発PGを務めた。

 今年6月26日。ロケッツはチームオプションだったバンブリートの今シーズンの契約を破棄し、2年5000万ドル(当時のレートで約72億円)の契約を結ぶ意向と同メディアが報道。今月30日に始まるトレーニングキャンプで在籍3年目(キャリア10年目)を迎えるはずだった。

 だが9月下旬にACLを断裂してしまったことで、バンブリートは今シーズン全休することになるかもしれないと『ESPN』が報じており、優勝候補の一角ロケッツにとって大きな痛手となった。

 今夏の補強で、ロケッツはケビン・デュラントドリアン・フィニー・スミスクリント・カペラジョシュ・オコーギーを獲得。アルペレン・シェングンアメン・トンプソンジャバリ・スミスJr.、タリ・イーソン、リード・シェパードといった若手もキープし、スティーブン・アダムズジェフ・グリーンアーロン・ホリデー、ジェイショーン・テイトとも再契約を締結。

 先発PGを務めたバンブリートは、リーダー役もこなしていただけに、ロケッツは新シーズンでシェパードかホリデーを先発入りさせるのか。あるいはトンプソンをPGに据えて大型ラインナップで先発陣を形成するのか。トレードやFA市場で新たなPGを獲得する可能性もあるだけに、このチームの動きに注目したい。

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