2025.09.17

アメリカ代表の通算得点で歴代トップに立つケビン・デュラントがロス五輪出場に前向き

パリ五輪で4つ目の金メダルを獲得したデュラント[写真]=fiba.basketball
バスケ情報専門サイト

 9月17日(現地時間16日、日付は以下同)。ヒューストン・ロケッツケビン・デュラントが、ビジネスパートナーのリッチ・クライマンと共同設立した『Boardroom』と、『CNBC』によるイベント“Game Plan conference”へ出演した。

 今夏の大型トレードで、フェニックス・サンズからロケッツへ移籍したデュラントは、今月末に37歳を迎える大ベテラン。といっても、キャリア17年目の昨シーズンも平均26.6得点6.0リバウンド4.2アシスト1.2ブロックを残しており、今もリーグトップレベルに君臨するスコアラーの1人。

 ゴールデンステイト・ウォリアーズ時代の2017、2018年に2連覇を達成し、ファイナルMVPに2度選ばれたデュラントは、アメリカ代表でも見事な実績を残している。2010年の「FIBA世界選手権」(現ワールドカップ)で金メダルを獲得。そしてオリンピックでは現在4大会連続で出場し、いずれも金メダルを勝ち獲っていて、アメリカ代表の通算得点で歴代トップにいる。

 大会5連覇中のアメリカは、2028年のロサンゼルス・オリンピックで6連覇を目指すこととなる。同年8月には39歳になっているデュラントだが、出場に向けて前向きな言葉を発していた。

「あぁ、僕が変わらず自分自身のままなら(参加したいね)。僕は“ベンチに座って5個目(の金メダル)を勝ち獲ってくれ”と扱われるようなベテランにはなりたくない」

 現在、ロサンゼルス・レイカーズのレブロン・ジェームズ、ロサンゼルス・クリッパーズのクリス・ポールがどちらも40歳ながら、現役を続けている。両選手は今シーズンも主力あるいはローテーション入りすることが確実視されている。

 ロケッツは、10月22日のオクラホマシティ・サンダー戦でレギュラーシーズンが開幕する。37歳で新シーズンを迎えるものの、デュラントはあくまでコートに立って一線級でプレーすることを望んでいる。

 今から約3年後。デュラントはプロバスケットボールキャリアを一変させるような大ケガやアクシデントにでも見舞われない限り、アメリカ代表入りする可能性は十分あると言っていいだろう。

NBAの関連記事

BASKETBALLKING VIDEO