2025.09.23

サンズのレジェンド、スティーブ・ナッシュが古巣のシニアアドバイザーへ就任

サンズで計10シーズンプレーしたナッシュ[写真]=Getty Images
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 9月23日(現地時間22日、日付は以下同)。フェニックス・サンズでオーナーを務めるマット・イシュビアが、自身のソーシャルメディアを通じてスティーブ・ナッシュ(元サンズほか)がシニアアドバイザーとしてチームへ加わることを発表した。

スティーブ・ナッシュは素晴らしいプレーヤーで、フェニックス・サンズのすべてを体現しています。彼の闘志やタフさ、それに勝ち続けるメンタリティは、かつての我々の組織を定義してきました。スティーブが正式にサンズのシニアアドバイザーとして加わり、我々の未来を数年にわたって築き上げる手助けをしてくれることをとても楽しみにしています!」

 昨シーズン。サンズはウェスタン・カンファレンス11位の36勝46敗に終わり、プレーオフ連続出場が4シーズンでストップ。するとマイク・ブーデンホルザーHC(ヘッドコーチ)を解任し、ジョーダン・オットと契約。

 さらにフランチャイズプレーヤーのデビン・ブッカーと延長契約を結ぶ一方で、トレードやバイアウトでケビン・デュラント(現ヒューストン・ロケッツ)、ブラッドリー・ビール(現ロサンゼルス・クリッパーズ)、タイアス・ジョーンズ(現オーランド・マジック)らが退団。新たにジェイレン・グリーンディロン・ブルックス、マーク・ウィリアムズらがロスターに加わった。

 新たなチームとなったサンズのシニアアドバイザーへ就任するナッシュは、NBAで18シーズンをプレーしたポイントガード。1996年のドラフト1巡目15位でサンズから指名されて最初の2シーズンをプレーし、ダラス・マーベリックスでオールスター選手へ成長を遂げて2004-05シーズンからサンズへ復帰し、2011-12シーズンまでプレー。

 サンズ在籍10シーズンで2度のシーズンMVPに輝き、5度のアシスト王になった司令塔は、レギュラーシーズン通算6997アシストでフランチャイズ史上トップに立つほか、744試合出場で同3位、出場2万2781分で同7位、1万712得点で同8位にランクするなど、複数の部門で球団歴代トップ10入りし、背番号13は永久欠番となっている。

 キャリア全体で、ナッシュはNBA歴代5位のレギュラーシーズン通算1万335アシストをマーク。オールスターに8度、オールNBAチームに7度選ばれたほか、75周年記念チームに名を連ねており、2018年にバスケットボール殿堂入りした。

 現役引退後、ナッシュはブルックリン・ネッツで約3シーズン指揮を執っており、オット新HCはナッシュの下でアシスタントコーチを2シーズン務めてきた。今シーズンのサンズは、今月25日にメディアデーを開催して本格始動していく。

 なお、51歳のナッシュは、今シーズンからNBAの試合を配信する『Amazon Prime Video』(アマゾン・プライム・ビデオ)で、放送チームのアナリストを務めることが決まっている。

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