2025.10.07
ニューヨーク・ニックスは、フィラデルフィア・セブンティシクサーズとの「NBAアブダビゲームズ」へ臨み、2戦全勝でプレシーズンゲームをスタートさせた。
ニックスは10月3日(現地時間2日、日付は以下同)の第1戦を99-84、5日の第2戦では113-104で勝利。初戦ではマイルズ・マクブライドがチーム最多の12得点に5リバウンド2アシスト3スティール、カール・アンソニー・タウンズが11得点5リバウンド、ミケル・ブリッジズが10得点2スティール、ミッチェル・ロビンソンが16リバウンドをマーク。
続く第2戦ではジェイレン・ブランソンが14得点2アシスト2スティール、OG・アヌノビーが13得点2リバウンド、ブリッジズが10得点2リバウンド2ブロックを残した。
そうした中、新加入のジョーダン・クラークソンは初戦に15分25秒出場して9得点、第2戦では14分1秒のプレータイムで7得点2アシストとまずまずのスタートを切った。
33歳のベテランガードは、今年7月2日に約6シーズン在籍したユタ・ジャズからウェイブ(保有権放棄)され、8日にニックスと契約。ロサンゼルス・レイカーズではコービー・ブライアント、クリーブランド・キャバリアーズではレブロン・ジェームズ(現レイカーズ)、ジャズではドノバン・ミッチェル(現キャバリアーズ)といったスター選手たちとプレーしてきた実績を持つ。
190センチ87キロのクラークソンは、これまでのNBAキャリア11シーズンすべてにおいて平均2ケタ得点を残し、ベンチスタートでも高得点を残す“インスタント・スコアラー”として知られる実力者。

昨シーズンまでジャズでプレーしていたクラークソン[写真]=Getty Images
今シーズンは、ブランソンやタウンズ、アヌノビー、ブリッジズらを擁するニックスで、シックスマンとしてセカンドユニットをけん引することが期待されている。
6日に地元メディア『NEW YORK POST』へ公開された記事の中で、クラークソンはこう話していた。
「僕はどこでもフィットできるんだ。世界中のどこにいようと、僕なら大丈夫。それが自分という選手なのさ。どこのチームにいようが関係ない。自分の役割を受け入れていくだけ。僕はその経験を楽しんでいる」
クラークソンは、2017-18シーズン途中に加入したキャバリアーズでNBAファイナルを経験した。ただ、それ以降はジャズ時代の2021年にカンファレンス・セミファイナルへ進出も、2022年を最後にプレーオフの舞台へ立てずにいた。
今夏加わったニックスは、現在3シーズン連続してカンファレンス・セミファイナルまで駒を進めていて、昨シーズンはイースタン・カンファレンス3位の51勝31敗を残し、カンファレンス・ファイナルまで勝ち上がったチーム。
クラークソンにとっては優勝する最大のチャンスでもある。そのため、今シーズンはモチベーションも高いようだ。
「細部にまでこだわって、すべてのプレーが重要になってくる。僕は本当にそこへ戻りたいと思っていて、毎日着実に、一歩一歩突き進んでいきたいと思っているんだ。だけど、ここに来た理由の1つはプレーオフで競い合い、何かをかけて戦い、勝ち続けるチームの一員になりたかったからなんだ」
今後ニックスは10日からプレシーズンゲーム3試合をこなし、23日のキャバリアーズ戦でレギュラーシーズンが開幕。キャリア12年目の今シーズン、クラークソンは新たな仲間たちとどんなシーズンを送ることになるのか、ベンチスタートで軽快にショットを沈めていくスコアラーのプレーに注目したい。
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