2024.02.05

富永啓生がゲームハイ31得点と躍動…ネブラスカ大は強豪イリノイ大にOTで惜敗

富永が31得点と躍動するも、チームは延長戦の末惜敗 [写真] = Getty Images
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 2月5日(現地時間4日)、NCAAディビジョン1の2023-24シーズン公式戦が行われ、バスケットボール男子日本代表富永啓生が所属するネブラスカ大学がイリノイ大学と対戦した。

 この日もスターティングメンバーに名を連ねた富永は、試合開始約1分で早速得意の3ポイントを沈めると、前半だけで3ポイント3本成功を含む15得点を記録。激しい攻防の中でなんとかリードを奪ったネブラスカ大は、36-34で試合を折り返した。ハーフタイム明けの後半、すぐにイリノイ大に逆転を許し点差を広げられたネブラスカ大は、最大9点差をつけられてしまう。しかし、試合時間残り5分をきったところで猛追を見せ、試合時間残り9秒で逆転に成功。その後、残り3秒でファウルによるフリースローを与えてしまい、73-73の同点で後半終了となり、試合は延長戦に突入した。

 オーバータイムの5分間、富永は3ポイントを成功させ、試合時間残り30秒では2回続けてフリースローのチャンスを獲得し全て沈めるなど、オフェンスの要としての役割を果たす活躍を見せた。しかし、AP全米ランキング14位の強豪イリノイ大に一歩及ばず、最終スコア84-87でネブラスカ大は黒星を喫した。

 チームは敗れたものの、富永は延長を含め33分の出場でゲームハイの31得点を記録したほか、3リバウンド3アシストをマークした。3ポイント成功率は71.4パーセント(7本中5本成功)、フリースローは8本全て成功している。2日のウィスコンシン大との試合では3ポイントが不発に終わり2得点と振るわなかったが、この試合では自身の持ち味を存分に発揮した。

 今シーズンの戦績を16勝7敗としたネブラスカ大は、8日にノースウェスタン大との対戦を控えている。

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