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8月7日、東京オリンピック バスケットボール男子の決勝が行われ、アメリカ代表(FIBAランキング1位)がフランス代表(同7位)と対戦した。
大会4連覇がかかるアメリカは、試合序盤は3ポイントの精度に苦しみフランスに先行される展開に。それでも第1クォーター終盤にケビン・デュラントの3ポイントで同点に追いつくと、続くプレーでデュラントが3本のフリースローを獲得し、すべて成功して一気に逆転。その後もジェイソン・テイタムの3ポイントなどで加点して、22-18と4点リードで最初の10分間を終える。
第2クォーターもテイタムやデイミアン・リラードの得点で試合を優位に進めるアメリカ。最大で13点までリードを広げる場面もあったが、中盤から終盤にかけてはフランスに猛追を受けることに。ルディ・ゴベアを中心としたオフェンスを止めきれず、44-39と5点差まで迫られて後半へ。
後半も粘り強く追走してくるフランスに対し、アメリカがリラードやデュラントを中心にそれを退ける展開が続く。しかし、第3クォーター残り3分にはテイタムの3ポイントでリードを10点に広げ、その後もザック・ラヴィーンの得点などで点差を拡大。終盤にティモテー・ルワウ=キャバロとニコラス・バトゥームに続け様に3ポイントを許したものの、71-63とリードしたまま第4クォーターへ。
第4クォーターは逆転を狙うフランスに対し、アメリカが劣勢を強いられる。残り5分42秒にはフランク・ニリキナに3ポイントを許して3点差まで詰め寄られてしまう。しかし、直後にリラードが2点を返すと、ジュルー・ホリデーがスティールからダンクを決めて再び突き放すことに成功。その後、エバン・フォーニエの3ポイントなど残り10秒時点で3点差まで迫られるも、デュラントがフリースローを沈めて何とか振り切り、最終スコア87-82で勝利。4大会連続16度目の優勝を果たした。
4連覇を成し遂げたアメリカは、デュラントがゲームハイの29得点でチームをけん引し、テイタムやリラード、ホリデーも2ケタ得点と存在感を放った。敗れたフランスはゴベアを筆頭に5選手が2ケタ得点を挙げるも、あと一歩で優勝を逃す結果となった。
■試合結果
フランス 82-87 アメリカ
フランス|18|21|24|19|=82
アメリカ|22|22|27|16|=87