2022.03.29
8月7日(現地時間6日、日付は以下同)。フリーエージェント(FA)のアンドレ・イグダーラが、ゴールデンステイト・ウォリアーズへ復帰することが合意に達したと『ESPN』が報じた。
2018-19シーズンまでウォリアーズに6シーズン所属し、5度のNBAファイナル進出、3度のNBAチャンピオン(2015年にはファイナルMVP獲得)を経験した37歳の万能戦士は、3シーズンぶりに古巣復帰となった。
19年夏、ウォリアーズはケビン・デュラントとのサイン&トレードでブルックリン・ネッツからディアンジェロ・ラッセル(現ミネソタ・ティンバーウルブズ)を獲得したことでサラリー総額が膨れ上がり、イグダーラをメンフィス・グリズリーズへ放出。
だが若手ぞろいのグリズリーズではプレーせず、一昨季途中に3チーム間のトレードでマイアミ・ヒートへ加入。20年には自身としては6年連続でファイナル進出を果たし、ベンチから貴重な働きを見せるもロサンゼルス・レイカーズの前に2勝4敗で敗退していた。
昨季は63試合の出場で平均21.3分4.4得点3.5リバウンド2.3アシストを残すも、プレーオフではミルウォーキー・バックスの前に4連敗を喫して早々に敗退となり、今季契約(チームオプション)を行使されなかったことで制限なしFAとなっていた。
イグダーラは7日、『The New York Times』へ「俺がかつて所属し、どんなことでも呼ばれて、数年間かけてレガシーを残し、複数回のチャンピオンシップを獲得する偉業を残し、最も仲のいい友人たちと関係を構築してきた場所へ戻る機会があるなんて、誰が想像した?」と話しており、さらに「俺にはファンの皆との関係、ベイとの関係がある。ここで(キャリアを)終える機会があるなんてすごくスペシャルなことだ」と話している。
37歳のイグダーラに、2年前の活躍、エース級の働きを求めるのはさすがに酷だろう。それでも、ウォリアーズにはスティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)をはじめ、ステフィン・カリー、クレイ・トンプソン、ドレイモンド・グリーン、ケボン・ルーニーといった当時を知る選手たちが残っており、この男が持つ経験と万能性、リーダーシップはウォリアーズのプレーオフ返り咲きを強力にプッシュすることだろう。
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