2023.08.19

【トリビア】2006年に日本で開催されたFIBAワールドカップでMVPを獲得した選手は?

2006年FIBA世界選手権(現 FIBAワールドカップ)で優勝し、MVPに輝いたパウ・ガソル[写真]=Getty Images
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 2006年に日本で行われた「2006年FIBAバスケットボール世界選手権大会」(現 FIBAワールドカップ)で最優秀選手賞(MVP)を受賞したのは、元スペイン代表パウ・ガソル

 1999年、19歳でスペインのFCバルセロナでプロデビューを果たしたガソルは、メンフィス・グリズリーズで5年目のシーズンを終えた2006年にスペイン代表の一員として世界選手権に参加。出場国が16カ国から24カ国に拡大されたことや、進みつつあったNBAのグローバル化によって世界各国のレベルが上がったこともあり、この大会は大きな盛り上がりをみせた。

 また、この大会では、2002年の自国開催の世界選手権で6位、2004年のアテネオリンピックで銅メダルと不振に終わっていたアメリカ代表が威信をかけて挑んだ大会でもあり、そうした観点からも注目が集まっていた。

 しかし、この大会はアメリカではなく、ガソル率いるスペインが史上初のトロフィーを獲得して閉幕。この大会で8試合に出場し、1試合平均21.2得点9.4リバウンドと圧巻の活躍を見せたガソルは、準決勝で負ったケガにより決勝は欠場を余儀なくされながらも、見事MVPに輝いた。日本代表との試合でも21得点16リバウンド4ブロックを記録しており、その活躍ぶりが印象に残っている国内ファンも多いだろう。

 その後、ガソルはワールドカップだけでなく、オリンピックやユーロバスケットでも母国のために数々のメダルを獲得。また、NBAでも2つのチャンピオンリングを手に入れるなど華々しいキャリアを歩み、2021年に古巣のFCバルセロナでユニフォームを脱いだ。

日本開催での優勝に合わせ、額には「日本」「一番」の鉢巻[写真]=Getty Images