2023.08.26

ワールドカップ初戦で勝利したカナダのSGA「僕らは世界のどこが相手だろうと倒せる」

ワールドカップ初戦でフランスを撃破したカナダのSGA[写真]=fiba.com
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 8月25日に幕を開けた「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」の初日の注目カードの1つとして挙がっていたのが、グループHに入ったフランス代表とカナダ代表のゲームだった。

 ワールドカップ出場国のパワーランキング第3弾でも、FIBAランキング5位のフランスは3位、同15位のカナダは5位と、優勝候補の2チームが大会初日でさっそく激突。

 ところが、試合は後半に入って突き放したカナダが最大34点差をつける展開にし、最終スコア95-65でフランスを撃破。SGAことシェイ・ギルジャス・アレクサンダー(オクラホマシティ・サンダー)がゲームハイの27得点13リバウンド6アシストに2スティール、ケリー・オリニク(ユタ・ジャズ)が18得点4リバウンド、ディロン・ブルックス(ヒューストン・ロケッツ)が12得点4リバウンド、ニキール・アレクサンダー・ウォーカー(ミネソタ・ティンバーウルブズ)が12得点を残した。

 フランスでチームトップの21得点を残したエバン・フォーニエ(ニューヨーク・ニックス)は「相手は本当にフィジカルで、僕らにセットプレーをさせなかった」と語っていた。

「彼らは僕らが望んでいないことを強いてきた。試合が進むにつれて、プレッシャーを強めていったんだ。第2クォーターが崩壊する始まりだった。彼らはいい試合をしていたよ」

 そのカナダを引っ張ったのは、ワールドカップデビュー戦で素晴らしい働きを見せたギルジャス・アレクサンダー。「これは1試合にすぎないし、僕らにはまだまだ成し遂げたいことが山ほどある。けどいいスタートが切れたよ。本当にいいバスケットボールをプレーしていたし、ほとんどの時間帯で、コートの両エンドで正しいことができていた」と語り、カナダ代表としての自信を口にしていた。

「僕らは自分たちが世界のどこが相手だろうと倒せる、戦えると分かっている。僕らとしてはチームとして向上を続けていくだけ。限界なんてないんだ」

 グループフェーズのファーストラウンド初戦でフランスを下したカナダは、27日にレバノン、29日にラトビアと対戦する。