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8月23日。先日バスケットボール殿堂入りを果たしたパウ・ガソル(元ロサンゼルス・レイカーズほか)が『FIBA』の独占インタビューに応じ、その記事が公開された。
25日からスタートする「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」で、ガソルは元アメリカ代表のカーメロ・アンソニー、元アルゼンチン代表のルイス・スコラとともにグローバル・アンバサダーを務めている。
213センチ113キロのサイズで得点・リバウンド・プレーメーキングを器用にこなしてきたガソルは、スペイン代表の主軸として数多くの国際大会へ出場。「FIBAユーロバスケット」では2009、2011、2015年に優勝し、2007年に銀メダル、2017年には銅メダル獲得に貢献。
通算5度の出場を果たしたオリンピックでは2008、2012年に銀メダル、2016年に銅メダルを手にしてきた。そしてワールドカップ(世界選手権を含む)では3度プレーして日本で開催された2006年には金メダルと大会MVPに選ばれた実績を誇る。
今大会ではギリシャ代表のヤニス・アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス)、セルビア代表のニコラ・ヨキッチ(デンバー・ナゲッツ)が出場辞退になったこともあり、23日に『FIBA』へ公開された今大会の注目すべき30選手ではスロベニア代表のルカ・ドンチッチ(ダラス・マーベリックス)がトップに立った。
「ルカは間違いなく世界でもベストなバスケットボールの才能の持ち主の1人。私は彼が自分の国のためにプレーし続けていること、スロベニアのためにプレーすることにプライドを持っていることが大好きなんだ」
そう語ったガソルだが、数多くの国際大会を経験してきた男は、ベストプレーヤーという前評判を得たからといって、その選手がワールドカップを勝ち上がることができる保証はないと指摘する。
「それで十分か? それは間違いなく疑問符がつくね。誰だって1人では勝ち上がれないんだ。特に競争の向こう側にはタレントが絡んでくる。だからスロベニアが(勝利する)チャンスを得るべく、誰がステップアップするかを見ていく必要があるね」
今大会ではアメリカ代表にドイツ代表、さらにはフランス代表やスペイン代表、カナダ代表、オーストラリア代表といった強豪国がひしめいている。
ファイナルフェーズとなる準々決勝以降、そしてメダル獲得をかけた争いがどんな展開になっていくのかに注目していきたい。