2023.09.10
8月24日、アメリカ代表は「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」に向けてフィリピンのマニラにあるモール・オブ・アジア・アリーナで短めの練習をこなした。
FIBAランキング2位のアメリカは、ここまでのエキシビジョンゲームで5戦全勝と好調をキープ。グループCのアメリカは、26日から同アリーナでニュージーランド、ギリシャ、ヨルダンとのグループフェーズ ファーストラウンドへ臨む。
今回のワールドカップはフィリピンのマニラ、日本の沖縄、インドネシアのジャカルタの3カ国、計4会場でグループフェーズのセカンドラウンドまで開催されるのだが、準々決勝以降のファイナルフェーズはこのモール・オブ・アジア・アリーナで行われる。
アメリカ代表のスティーブ・カーHC(ヘッドコーチ/ゴールデンステイト・ウォリアーズ)は「すごく助かる。このチーム全員がこのアリーナやフープ、背景を見て気に入ってくれたと思う。ここへ来ることができたのは良いこと」と話していた。
8月25日から9月10日にかけて開催されるワールドカップはいずれも一発勝負。前評判がどれだけ高くても、相性が悪かったり、対戦相手に大爆発を許してしまって敗れてしまう可能性もある。さらに、敗れた後にも順位決定戦があり、「2024年パリオリンピック」の出場権や予選への出場チャンスも絡んでくるため、気を抜くことはできない。
タイリース・ハリバートン(インディアナ・ペイサーズ)らとともにセカンドユニットで貴重な働きを見せているオースティン・リーブス(ロサンゼルス・レイカーズ)は「いい感じさ」と切り出し、ワールドカップ本番に向けてこのように話していた。
「できればここで8試合プレーしたいね。そしてもちろん、その全部に勝ちたい。ここへ着いて、走ったりした感じは良かった。昨日はいい練習ができたし、今日もいいものだった。土曜日の試合に向けて、僕らは今週の間にチームを構築し続けていくよ」
前回、中国で開催された「FIBAバスケットボールワールドカップ2019」では7位に終わったものの、アメリカはこれまでのワールドカップ(世界選手権も含む)で計5度の優勝を飾っており、ユーゴスラビアと並んで最多タイ記録に並んでいる。
そのため、今年のワールドカップでアメリカが金メダルを勝ち取ることができれば、単独トップの6度目となるだけに、現役NBA選手たちで形成された今大会のアメリカ代表から目が離せない。
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