2023.08.24
7月2日(現地時間1日、日付は以下同)。NBAではフリーエージェント(FA)選手との交渉解禁から2日目を迎え、この日も数多くの選手たちが新たな契約へ合意したと報じられた。
昨シーズン。レブロン・ジェームズ、アンソニー・デイビスという2枚看板を軸に「NBAプレーオフ2023」へ進出し、ウェスタン・カンファレンス・ファイナルまで勝ち上がったロサンゼルス・レイカーズは、この日も積極的な動きが目立った。
1日は制限付きFAの八村塁と3年5100万ドル(約73億4400万円)で再契約、マイアミ・ヒートの一員としてファイナルを経験したゲイブ・ビンセント(ガード)と3年3300万ドル(約47億5200万円)、フォワードのトーリアン・プリンスと1年450万ドル(約6億4800万円)、キャメロン・レディッシュとは2年契約(金額は不明)に合意と、3選手の獲得に成功。
続く2日には制限付きFAのオースティン・リーブス(ガード)とマックス額となる4年5600万ドル(約80億6400万円)で合意。さらにディアンジェロ・ラッセル(ガード)とは2年3700万ドル(約53億2800万円)で再契約に合意し、ビッグマンのジャクソン・ヘイズとも2年契約(金額は不明)で合意と、ガード2人とセンターを補強した。
ドラフト外でレイカーズ入りしたリーブスは、昨シーズンに平均13.0得点3.0リバウンド3.4アシストに3ポイントシュート成功率39.8パーセント(平均1.3本成功)を残すと、自身初のプレーオフではレブロン、デイビスに次ぐ3番手へ台頭し、16試合で平均16.9得点4.4リバウンド4.6アシストに3ポイントシュート成功率44.3パーセント(平均2.4本成功)と大暴れ。
キャリア最初の2シーズンをレイカーズでプレーし、今年2月のトレードで“復帰”したラッセルは、レギュラーシーズンで平均17.4得点2.9リバウンド6.1アシストに3ポイントシュート成功率41.4パーセント(平均2.7本成功)を残してオールスター後の巻き返しに大きく貢献。
プレーオフこそ平均13.3得点2.9リバウンド4.6アシストに3ポイントシュート成功率31.0パーセント(平均1.7本成功)と成績が落ちたものの、レイカーズは昨シーズンのプレーオフで先発バックコートを務めた2選手を引き続きコートへ送り出すことが可能に。
そしてニューオーリンズ・ペリカンズから加入した23歳のヘイズは211センチ99キロの若手ビッグマン。昨シーズンは47試合の出場で平均5.0得点2.8リバウンドにフィールドゴール成功率55.1パーセントを記録。
ちなみに、今回の補強でレイカーズには2019年のドラフト1巡目8位指名(ヘイズ)、9位指名(八村)、10位指名(レディッシュ)がそろうこととなった。
プレーオフ敗退後、現役引退の可能性があることを示唆していたレブロンの動向は気になるものの、レイカーズはウェスト決勝まで勝ち進んだチームの主力を残しつつ、さらなる戦力増強に成功したと言っていいだろう。
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