2023.09.20
8月26日に迎えた「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」の初戦。グループCのアメリカ代表は、フィリピンのマニラにあるモール・オブ・アジア・アリーナでニュージーランド代表を99-72で下した。
アメリカは試合序盤に出遅れて第1クォーター中盤に10点ビハインド(4-14)を背負うも、徐々に巻き返していき、9点リードで迎えた後半に54-36と点差を広げてグループフェーズのファーストラウンド初戦を制した。
この試合ではパオロ・バンケロ(オーランド・マジック)が21得点4リバウンド4ブロック、アンソニー・エドワーズ(ミネソタ・ティンバーウルブズ)が14得点7リバウンド3アシスト、ジャレン・ジャクソンJr.(メンフィス・グリズリーズ)が12得点4リバウンド、オースティン・リーブス(ロサンゼルス・レイカーズ)が12得点6アシスト3スティールを記録。
なかでもセカンドユニットの一角としてローテーション入りし、攻防両面でインパクトを与える貴重な働きを見せているリーブスは、自身初の国際大会デビューを白星で終えた後にこう話していた。
「僕はワールドカップ、オリンピックを見ていたたくさんの子たちの1人だった。だから毎日、目が覚めた時にこの瞬間を大切にしている。僕はものすごく小さな町(アーカンソー州ニューアーク)の出身で、多くの人たちが国を代表してこの場に立つだなんて期待していなかった。だからこそ、(ここの観客が)僕のことをこうして受け入れてくれるのはものすごく大きな意味があるね」
ドラフト外でレイカーズへ入団し、キャリア2年目の昨シーズンは主力の一角となり、「NBAプレーオフ2023」ではカンファレンス・ファイナルまで勝ち上がったチームでレブロン・ジェームズ、アンソニー・デイビスに次ぐチーム第3の得点源へ成長を遂げた。
今夏に制限付きフリーエージェント(FA)となってレイカーズと再契約を結んだ25歳のガードは、ワールドカップの舞台でも見事な活躍を続けている。28日のギリシャ代表戦でも期待したいところだ。
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