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『B MY HERO!』
1994年にカナダで行われた「1994年FIBAバスケットボール世界選手権」(現 FIBAワールドカップ)では、シャキール・オニールがチーム最多となる144得点を挙げ、アメリカ代表を優勝に導いた。
当時のアメリカ代表は、シャックをはじめレジ―・ミラー(元インディアナ・ペイサーズ)やショーン・ケンプ(元シアトル・スーパーソニックスほか)、アロンゾ・モーニング(元マイアミ・ヒートほか)などを擁して「ドリームチームⅡ」と称されたスーパーチーム。
シャック自身もオーランド・マジックでプロキャリアを始めて2年目の若手選手だったものの、アンファニー・ハーダウェイ(元マジックほか)とのタッグで球団史上初のプレーオフ進出を達成するなど、急成長を遂げていた。
そんなアメリカ代表の強力なメンバーの中でも異彩を放ったシャックは、この大会で8試合に出場して1試合平均18得点8.5リバウンドを記録。通算ではチーム最多の144得点を叩き出した。しかも、20分以上出場した試合は1試合のみという短いプレータイムの中で残した記録というのだから、いかに当時のシャックが支配的な選手だったかがよくわかる。
ちなみに、決勝戦となったロシア戦では、137-91と46点差をつけて圧勝しており、シャックもわずか16分の出場で18得点10リバウンドとダブルダブルをマークしている。
その後、シャックはNBAではロサンゼルス・レイカーズで3個、ヒートで1個のリングを手にしたほか、アメリカ代表でも1996年のアトランタオリンピックで金メダルを獲得。これらの功績をたたえ、引退後にはヒートとレイカーズでの背番号が永久欠番となったほか、FIBA殿堂、バスケットボール殿堂に入っている。