2023.09.06

世界15位のカナダが初4強…ドンチッチ擁するスロベニアを撃破、セルビアとの準決勝へ

前半こそ接戦となったが、後半にスロベニアを突き放したカナダ [写真]=fiba.basketball
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 9月6日にフィリピンのモール・オブ・アジア・アリーナで「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」の決勝トーナメント準々決勝が行われ、カナダ代表(FIBAランキング15位)とスロベニア代表(同7位)が対戦した。

 第1クォーター開始1分25秒で2-0と静かな立ち上がりとなったが、アレクセイ・ニコリッチ(エラン・シャロン)の3ポイントシュートでスロベニアが初得点を奪ってから激しい点の取り合い。カナダはシェイ・ギルジャス・アレクサンダー(オクラホマシティ・サンダー)、スロベニアはルカ・ドンチッチ(ダラス・マーベリックス)を中心に得点を重ね、26-24で最初の10分間を終えた。

 第2クォーターに入っても接戦が続き、スロベニアが0-5のランを見せれば、カナダはシェイ、ニキール・アレクサンダー・ウォーカー(ミネソタ・ティンバーウルブズ)、RJ・バレット(ニューヨーク・ニックス)の3人で3連続得点。前半のリードチェンジ18回、両チームの最大リード4点が示すように、拮抗した試合が繰り広げられ、50-50で試合を折り返した。

スロベニアをけん引したドンチッチだが、第4クォーターにアクシデント [写真]=fiba.basketball

 第3クォーターは序盤にカナダが2点ビハインドの状況からバレット、シェイ、ディロン・ブルックス(ヒューストン・ロケッツ)の連続得点で一気に逆転した。リードを奪ったあとも猛攻を続け、開始4分46秒の時点で65-55。ファウルがかさんだ相手に対し、フリースローでも着実に得点を重ね、一挙30得点を積み上げた。

 カナダは第4クォーターも勢いまま開始2分54秒に92-76。リードを16点差に広げる3ポイントを決めたブルックスが退場となったものの、スロベニアのドンチッチもあとに続くようにコートを去った。エースを失ったスロベニアの反撃に遭ったものの、最大17点のリードを奪ったカナダが最終スコア100-89で逃げきり。セルビア(同6位)が待つ準決勝進出を決め、1978年と1982年の最高成績6位を上回った。

■「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」準々決勝(@マニラ)試合結果
カナダ代表 100-89 スロベニア代表
CAN|26|24|30|20|=100
SLO|24|26|21|18|=89

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