2023.09.08
9月6日にフィリピンのモール・オブ・アジア・アリーナで「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」の決勝トーナメント準々決勝が行われ、ドイツ代表(同11位)とラトビア代表(同29位)が対戦した。
第1クォーター序盤はラトビアが主導権を握り、開始4分7秒にダービス・ベルターンス(オクラホマシティ・サンダー)の3ポイントシュートが決まって3-10。早速追いかける立場になったドイツはヨハネス・フォウクトマン(オリンピア・ミラノ)とフランツ・ワグナー(オーランド・マジック)の長距離砲で詰め寄ると、第1クォーター終了のブザーと同時にヨハネス・ティーマン(アルバ・ベルリン)がオフェンスリバウンドをリングに押し込み、13-16と3点差で最初の10分間を終えた。
続く第2クォーターは一転して、リードが入れ替わるシーソーゲーム。残り25秒にマオド・ロー(オリンピア・ミラノ)の3ポイントで抜け出したドイツが最後に相手のオフェンスを守りきり、36-34と2点のリードを奪った。
前半を終えて、ドイツはエースのデニス・シュルーダー(トロント・ラプターズ)が9本のフィールドゴールをすべて外して無得点と不発。一方のラトビアはベルターンスが4本の3ポイントで12得点を挙げ、相手に食らいついた。
ベルターンスの“4点プレー”で始まった第3クォーターも一進一退の展開となった。1ポゼッション差の接戦が続くと、ドイツは同点で迎えた残り2分19秒からヨハネス・ティーマン(アルバ・ベルリン)、シュルーダーの連続得点で4点をリード。ベルターンスの3ポイントで1点差まで戻されたものの、モリツ・ワグナー(マジック)が2本のフリースローを沈めた。
3点差で迎えた第4クォーターはドイツが序盤からフランツ・ワグナー、イザック・ボンガ(バイエルン・ミュンヘンの連続得点で8-0のラン。一気にラトビアを突き放した。その後は相手の3ポイント攻勢に苦しみ、試合終了残り1分11秒に79-77と2点差。最後はベルターンスの3ポイントが外れ、ドイツが81-79で勝利を収めた。
ドイツは復帰したフランツ・ワグナーがチーム最多16得点をマーク。リードチェンジ15回の大接戦を制し、アメリカ代表(同2位)との準決勝に駒を進めた。
■「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」準々決勝(@マニラ)試合結果
ドイツ代表 81-79 ラトビア代表
GRE|13|23|26|19|=81
LAT|16|18|25|20|=79
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