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9月10日、ヨーロッパ地域の24カ国が参加している「FIBAユーロバスケット2022」トーナメントステージが開幕し、フランス代表はトルコ代表と激突した。
43-35と8点リードで試合を折り返したフランス。ルディ・ゴベア(ミネソタ・ティンバーウルブズ)を中心に堅実なプレーを展開していくが、第3クォーターには6-22と大きく失速し、トルコに流れをつかまれてしまう。終盤にかけては1ポゼッション差の接戦が繰り広げられ、残り2秒でゴベアがこぼれ球をねじ込み同点に。試合は延長戦に突入する。
迎えたオーバータイム、ゴベアはレイアップやフリースローで得点を重ねれば、リバウンドも連取するなど存在感を発揮。延長戦でも激戦は続き、残り13秒で1点のリードを守るフランスは、フルカン・コルクマズ(フィラデルフィア・セブンティシクサーズ)のターンオーバーを誘いスティールに成功する。そのままボールを守り切り、87-86でフランスがベスト8進出を果たした。
勝利したフランスは、ゴベアが20得点17リバウンドとダブルダブルを達成。エバン・フォーニエ(ニューヨーク・ニックス)も13得点6リバウンド3アシストとチームをけん引し、接戦を制する原動力となった。
試合後、ゴベアは「私たちは戦い続けた。常にチームのことを信じていた」とコメント。ベストゲームではなかったと反省を述べる一方で、「最後にスティールを狙うなんて、他のチームは考えないだろうね。事実として、我々は決して諦めなかった」と、勝因について語った。
惜敗したトルコは、コルクマズが「とても悲しいし、怒りが収まらない」と感情をあらわにした。また、「僕たちはもっと勝ち進めたと思う。この素晴らしいチームをヨーロッパに披露できた」と話し、大会を戦ったメンバーに労いの言葉を贈っている。
次戦、フランスはベスト4をかけセルビア代表vsイタリア代表の勝者と対決する。