2025.08.19

イタリア出身のマルコ・ベリネリが39歳で現役引退…2014年にスパーズで優勝を経験

スパーズなどでプレーしたベリネリが現役引退[写真]=Getty Images
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 8月18日。マルコ・ベリネリが、23年間のプロバスケットボールキャリアに終止符を打ち、自身のインスタグラム アカウントで現役引退を表明した。

「私は心を捧げてきた。自分のすべてを。1日1日。バスケットボールは私に全てを与えてくれた…。そして私は自分のすべてを捧げたんだ。さよならと言うのは簡単なことじゃない。けどその時がやって来たんだ。私は自分のすべての感情、すべての犠牲、すべての応援を受け止めている。いつも信じてくれた人たちに感謝している。次の世代へ、私は夢を残していく。大切にしてほしい」

 2002-03シーズンにイタリアのヴィルトゥス・ボローニャでプロキャリアをスタートさせたベリネリは、イタリアのフォルティトゥード・ボローニャでもプレー。

 その後、2007年のドラフト1巡目18位でゴールデンステイト・ウォリアーズから指名されてNBA入り。196センチ99キロのウイングとして、2007-08から2019-20までの13シーズンをNBAで戦い抜いた。計4シーズン所属したサンアントニオ・スパーズでは2014年にオールスターの3ポイントコンテストで優勝、同年にNBAチャンピオンにも輝いた。

 ベリネリは、レギュラーシーズン通算860試合の出場でキャリア平均22.7分9.7得点2.1リバウンド1.7アシスト、3ポイントシュート成功率37.6パーセント(平均1.4本成功)を記録。2014年1月3日(現地時間2日)のニューヨーク・ニックス戦では、6本の長距離砲を沈めてキャリアハイの32得点を奪っている。

 2020-21から2024-25までの5シーズンを、ヴィルトゥス・ボローニャへ戻ってイタリアでプレーした男は、イタリア代表でも長年活躍。「FIBAユーロバスケット」へ5度、「FIBAワールドカップ」(FIBA世界選手権も含む)にも2度出場し、全大会で平均2ケタ得点をたたき出した。

 イタリア出身選手として唯一NBAチャンピオンになった経験を持つベリネリは、39歳までバスケットボールキャリアを全うしたと言っていいはずだ。

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