2023.12.11

1年次から主力として活躍…大会連覇、2度の“トリプルダブル”達成/河村勇輝のウインターカップ

[写真]=須田康暉
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12月23日から29日にかけて東京体育館、武蔵野の森総合スポーツプラザを舞台に、「SoftBank ウインターカップ2023 令和5年度 第76回全国高等学校バスケットボール選手権大会」が行われる。本記事では過去大会に出場した現プロ選手のスタッツをチェック。1人目は福岡第一高校(福岡県)出身の河村勇輝横浜ビー・コルセアーズ)を紹介する。

 河村は全国屈指の名門校で1年次から活躍。ウインターカップデビューを飾った2017年大会2回戦の正智深谷高校(埼玉県)戦では、松崎裕樹(横浜BC)や松本礼太茨城ロボッツ)などともに先発を務めた。約20分のプレータイムで7得点6リバウンド6アシスト1スティールをマーク。土浦日本大学高校(茨城県)戦ではフィールドゴールが21本中4本成功と振るわなかったものの、40分のフル出場で勝利に貢献した。準々決勝以降は17得点、10得点、13得点と、大舞台になるにつれて2ケタをマーク。3位決定戦で帝京長岡高校(新潟県)に敗れたが、河村勇輝の名を全国にとどろかせた。

1年次からウインターカップの舞台に立った河村 [写真]=大澤智子

 2018年大会では初戦でファウルアウトとなったものの、3回戦でチーム最多27得点に10リバウンド4スティールの活躍を見せれば、東海大学付属諏訪高校(長野県)との準々決勝で10得点10リバウンド15アシストの“トリプルダブル”を達成。富永啓生(ネブラスカ大学)を擁する続く桜丘高校(愛知県)戦でも11得点8リバウンド9アシスト5スティール1ブロックと攻守両面で躍動した。決勝戦では中村拓人広島ドラゴンフライズ)所属の中部大学第一高校(愛知県)と対戦。16得点5リバウンド7アシスト4スティールを挙げ、自身初のウインターカップ優勝を成し遂げた。

 小川麻斗千葉ジェッツ)との“ダブルキャプテン”として臨んだ高校最後のウインターカップは、初戦から30得点11リバウンド5アシスト3スティールの大暴れ。第1クォーターから大差がついた3回戦、準々決勝では、限られたプレータイムながらアシストやスティールで数字を残した。第2クォーター終了時点で10点のビハインドを背負った東山高校(京都府)戦では、後半だけで19得点6アシストと躍動して逆転勝利に貢献。福岡大学附属大濠高校(福岡県)との決勝では10得点13リバウンド11アシストと“トリプルダブル”に加え、大会連覇と有終の美を飾った。

小川麻斗(右)とともに福岡第一をけん引 [写真]=兼子愼一郎

 河村がウインターカップで記録した試合ごとのスタッツは以下のとおり。

■2017年
・2回戦(vs正智深谷 99-63)
20分9秒/7得点6リバウンド6アシスト1スティール

・3回戦(vs土浦日本大学 85-83)
40分/8得点6リバウンド5アシスト2スティール

・準々決勝(vs中部大学第一 74-71)
34分4秒/17得点7リバウンド3アシスト2スティール

・準決勝(vs福岡大学附属大濠 58-61)
39分30秒/10得点6リバウンド2アシスト2スティール

・3位決定戦(vs帝京長岡 58-69)
25分27秒/13得点4リバウンド1アシスト

■2018年
・2回戦(vs東山 83-54)
27分12秒/11得点3リバウンド5アシスト1スティール

・3回戦(vs飛龍 93-56)
36分39秒/27得点10リバウンド2アシスト4スティール

・準々決勝(vs東海大学付属諏訪 86-63)
37分59秒/10得点10リバウンド15アシスト3スティール

・準決勝(vs桜丘 103-72)
36分15秒/11得点8リバウンド9アシスト5スティール1ブロック

・決勝(vs中部大学第一 85-42)
37分36秒/16得点5リバウンド7アシスト4スティール

■2019年
・2回戦(vs北陸学院 94-58)
30分37秒/30得点11リバウンド5アシスト3スティール

・3回戦(vs九州学院 104-59)
17分30秒/9得点3リバウンド4アシスト4スティール

・準々決勝(vs桜丘 87-48)
24分16秒/4得点4リバウンド10アシスト4スティール

・準決勝(vs東山 71-59)
40分00秒/25得点5リバウンド10アシスト5スティール

・決勝(vs福岡大学附属大濠 75-68)
40分00秒/10得点13リバウンド11アシスト

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