2023.12.21

「育成に貢献できている」Bリーグ島田チェアマンが次世代に感嘆…“経済大国”との交流も

『島田のマイク』第164回が配信
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 12月21日、Bリーグ・島田慎二チェアマンのポッドキャスト番組『島田のマイク』第164回が配信され、12月も大忙しだという島田チェアマンが出張先での出来事を振り返った。

 最初の話題は、“焼き鳥屋で一緒に飲んだ”という縁から親交を深めたというバイオリニストの葉加瀬太郎氏について。先日コンサートに行ってきたという島田チェアマンは、葉加瀬氏の印象について「飲んでるときと全然違う」と笑いを交えながらも、「シックに聴かせる曲だけでなく、エンターテインメントもすごい。ファンの方をステージに上げ、即興で教えて最後にはセッションするみたいな。聴かせるだけでなく、普及するためにいろいろとアレンジする姿は勉強になりますよね」と、バスケットボール界と重ね合わせて公演を堪能したようだった。

 続いては、11月30日から12月3日にかけて日環アリーナ栃木で行われた『B.LEAGUE U18 CHAMPIONSHIP 2023』を振り返った。会場に足を運んだという島田チェアマンは、3連覇したレバンガ北海道 U18について、「内藤(耀悠)選手をはじめ、BリーグU15のファーストイヤーからずっとやってきているメンバーがいて。中学生から6年間やっていると、長くやってきた信頼関係やピンチの時にリカバリーできたりというケミストリーができているのだなと感じました」と評した。

 また、「ユース経験を持つ選手がアンダー世代代表の半数程度になっている。まだまだ年数は浅いけれど、この世代の育成にユースが貢献できているということを感じました。レベルも毎年上がっているし、プロのユースということでトレンドのバスケットが反映されているなと思いました。未来は明るいんじゃないかな」と語り、年々向上する次世代の競技力に期待を寄せていた。

 最後の話題は、ジャカルタ出張。Bリーグがインドネシアバスケットボールリーグ(IBL)とパートナーシップを締結したということで、「現在、アジア枠で5カ国の選手がプレーしていますが、インドネシアとも選手・ユース・代表との交流をしましょう、ということで締結しました」と詳細について説明した。

 そして、今回のパートナーシップの特徴はビジネス面だといい、「インドネシアは現在、約2億7000万の人口がいて、経済成長も勢いのある国です。さまざまな企業がスポンサー出資してクラブを支えているという形態はBリーグと同じなので、クラブ間交流だけでなく、オーナー、スポンサーも交流したり、リーグにスポンサーしてもらうことまで構想しています。これから交流を続けながら、放映権等含め発展していけたら」と、今後の展望を明かした。