2018.11.13
9月下旬、ニューオリンズ・ペリカンズの大黒柱アンソニー・デイビスは「リーグのベストプレーヤーはこの僕だ」と力強く宣言した。
デイビス率いるペリカンズは、プレシーズンゲーム5試合で全敗を喫したものの、デイビス自身は平均20.0得点9.8リバウンド2.0アシスト2.5スティール2.5ブロックをマーク。主要5部門のうち、アシストを除く4部門でチームトップをたたき出したデイビスは、揺るぎない自信を見せている。
といっても、「現役でベストプレーヤーは誰か?」と聞かれた場合、おそらくほとんどの人はレブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)、あるいはKDことケビン・デュラント(ゴールデンステート・ウォリアーズ)と答えるだろう。
だがデイビスは、自身こそがベストプレーヤーだと信じているようだ。
10月13日(現地時間12日)、『ESPN』のレイチェル・ニコルズとのインタビューで、デイビスはその理由をこう明かしていた。
「(レブロンとデュラントは)リーグの中でもすばらしいプレーヤーたちだ。でも、僕が思うのは…(僕は)ユニークな何かをコートへ持ち込むことができるということ。僕のゲームは彼らとは違う。コートの両エンドにおいてね。だからこそ、昨季僕はMVPと最優秀ディフェンシブプレーヤー賞の最終候補にノミネートされたんだ。それこそ僕がベストプレーヤーのリストでトップに入るべきだと感じている理由さ」。
昨季のデイビスはリーグで唯一、オールNBAファーストチームとオールディフェンシブファーストチームに選出された選手となっており、リーグトップの平均2.6ブロックを記録している。
🏀@AntDavis23 (36 PTS, 15 REB, 4 BLK) is looking sharp and ready to kick off another season! pic.twitter.com/kbQBYrlSCT
— NBA TV (@NBATV) October 12, 2018
個人成績や実績の部分では、確かに昨季のデイビスはリーグでもベストの1人と言っていいパフォーマンスを見せていた。
しかし、リーグでMVPを獲得するほどのベストプレーヤーと呼ばれるためには、チームを勝たせることが必須条件となる。その点でデイビスは、レブロンとデュラントと比較してまだまだ大きな差がある。
そのため、今後デイビスが彼らと並ぶ評価を得るためには、ペリカンズにもっと多くの勝利をもたらさなければならない。18日(同17日)に行われるヒューストン・ロケッツとのレギュラーシーズン開幕戦は、今季のデイビスの意気込みを判断するうえで、大きな意味を持つ試合となりそうだ。
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