2016.09.29

“京阪ダービー”がBリーグで早くも実現、京都は若手PG小島に期待がかかる

 bjリーグ時代から見どころの多かった“京阪ダービー”が、Bリーグでも開幕早々に組まれた。浜口炎と桶谷大という、bjリーグの全11シーズンで采配を振るった経験豊かなヘッドコーチの対決でもある。何度も戦ってきただけに、互いの手の内はわかっているはずだ。

 ただ、大阪エヴェッサは昨季から残っている選手が4人のみ。他の8人中6人はbjリーグでのプレー経験がなく、京都ハンナリーズの浜口HCにとっては初顔合わせになるため、スカウティングには苦労するかもしれない。

 オフェンス面では、スターターに抜てきされたPG小島元基が2試合で計38得点9アシストと結果を残した。開幕戦では4つを数えたターンオーバーも、2戦目はゼロ。若い小島の成長とともに、チームもどんどん強くなっていくだろう。今節も良い働きを見せれば、その期待はますます高まる。

 大阪はやはりジョシュ ハレルソンがチームの軸になりそうだ。開幕戦では18リバウンド3スティール4ブロックと、主にディフェンスで実力を発揮。翌日は3ポイント3本を含む17得点に14リバウンド3ブロックとオールラウンドに活躍した。京都がどんな対策を練ってくるか、浜口HCの手腕が問われる。

文=吉川哲彦

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