2016.12.09

SR渋谷はガード陣の奮起が不可欠、大阪は198センチの久保田がキーマンに

 地区3位同士の対戦だったが、サンロッカーズ渋谷千葉ジェッツの勢いを止められなかった。今節も地区3位同士となる大阪エヴェッサ戦だが、現在4連勝中、11月以降は7勝2敗と上り調子であり、前節に続いて厳しい相手となる。連敗すれば黒星が先行し、新潟アルビレックスBBの結果次第で4位転落もあり得るだけに負けられない。

 ようやくセンターを補強したのも束の間、伊藤駿が故障離脱して今度はガードが手薄になったSR渋谷。しかし、第6節から欠場が続いているベンドラメ礼生が、早ければ今節にも復帰する可能性がある。負担が増えた広瀬健太を本来のフォワードポジションに専念させるためにも、早期復帰に期待したいところだ。

 前節を連勝した大阪は、綿貫瞬合田怜といったベンチプレーヤーも与えられた役割をしっかりとこなし、外国人ツインタワーに頼りすぎることなく戦えている。根来新之助を欠く今、久保田遼が198センチのサイズを活かせるようになると、さらにチームは上向くだろう。特に今節は、満原優樹というローポストアタックも3ポイントもある選手を抑える必要がある。久保田のプレータイムが伸びれば伸びるほど、チームは勝利に近づくはずだ。

文=吉川哲彦

サンロッカーズ渋谷の関連記事

B1の関連記事