2017.02.04

勝敗を分けるのは守備の出来、京都は相手の得点源、富山はインサイドを抑えられるか

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

 アウェイ仙台89ERS戦で連勝してホームに戻り、富山グラウジーズを迎え撃つ京都ハンナリーズ。相手が中地区の最下位だけに、今後の戦いに向けて弾みをつけるためにも、連勝を伸ばしたいと意気込んでいるはずだ。

 仙台戦の初日は得点が伸びずに苦しんだが、持ち味のディフェンスで仙台を58点に抑えこんだ。第2戦は一転して80点台の点の取り合いとなったが、マーカス・ダブケビン・コッツァーの積極的なインサイドアタックが効いた。エースの岡田優介は2戦とも8得点にとどまったが、第1戦は内海慎吾、第2戦は川嶋勇人がそれぞれカバーしている。

 対する富山は、最近4試合の平均得点が90点とオフェンスが好調。その4試合すべてで5人が2ケタ得点と、得点バランスも申し分ない。前節のレバンガ北海道戦も、第1戦が91得点、第2戦が89得点。過去2節はいずれも第1戦の大量失点を第2戦に修正しているが、そのディフェンスを初日から発揮できれば勝利数は伸びていくはずだ。

 京都は、的を絞りづらい富山のオフェンスをどう止めるか。一方の富山は、インサイドを中心に守りを固めることができるか。勝敗を分けるのは、両チームのディフェンスの出来だ。

文=吉川哲彦

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