2017.11.10

川崎ブレイブサンダースにとってリベンジの舞台、初代王者は意地を見せられるか

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

 東地区首位のアルバルク東京千葉ジェッツと対戦する今節、千葉と並んで3ゲーム差で追う立場の川崎ブレイブサンダースは星を落とさずについていきたいところ。その大事な試合の相手は栃木ブレックス。昨季ファイナルで敗れたリベンジの舞台でもある。

 前節の名古屋ダイヤモンドドルフィンズ戦、1戦目はニック・ファジーカスが“トリプルダブル”を達成するなど、主軸が役割を全うして96得点の快勝。2戦目は延長にもつれこむ激戦を1点差で制した。2戦とも持ち味のパスワークが光り、計57アシスト。1戦目はファジーカスの11アシストに加えて篠山竜青が8アシスト、2戦目は藤井祐眞が8アシストを記録している。

 対する栃木は、第3節に連敗した千葉との再戦。のちに新ヘッドコーチに就任することになった安齋竜三アシスタントコーチが指揮を執る中、1戦目は痛恨の逆転負けを喫したものの、2戦目は第3クォーターのビハインドをはね返して勝利。10得点17リバウンドを挙げた竹内公輔の奮闘が勝利を呼びこんだ。

 川崎は今季の成績で上位だが、選手はリベンジの意識が強いはず。昨季王者の意地を見せたい栃木との、プライドをかけた大一番。ボールへの執着心で上回ったほうに凱歌が上がるだろう。

文=吉川哲彦

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